UDUL#12

 確保すべき能力者と面通しする話。この手の作品によくあるというか、悪いところが出てきたというか、迎えに行くために走るシーンから出会って争奪戦で2勢力と戦うことしかやってないから全然話が進まないwww。対象者の過去話とかそれなりに必要な情報もありはしたけど、もうやってることが歌舞伎役者が見栄を切ることが大半でもうね…。能力者の能力自体は何らかのメタファーである可能性が高いんだけど、今のところなぜその人物にその能力が付与されてるのかの必然性が見えてこないし、能力バトル自体はファンタジーでしかないので、能力の正体がバレるまでが勝負で、バレたら飽きるんだよねー。とはいえ、能力バトルがこの作品のウリなのでなかなか厳しいね…。
 ここに至って能力者以外のパンピーがようやく出てきて一安心したというか、こうなると能力者は一般人とは違う何らかの特権階級のように見えてしまうね。

シャンフロ#12

 強敵を倒すための任務受けをする話。お、結構な割合現実生活の話をしてきたけど、不干渉家族かよ…。いろいろな生活があるうちの一側面ということなのだろうけど、あの家族を象徴的に示すためにこんな描き方をしたんだろうからそのへんよな。もう20年も前だったか、TVCMで家族四人食卓を囲んでるんだけどそれぞれが携帯端末に夢中で家族間の会話が一切ないという携帯キャリアwwwのコマーシャルがあったのを覚えているが、そういう現代病理っぽい感じがするね。とはいえ今となってはそう珍しい光景でもないし、冷静に見たらそうおかしいことでもないんだけどな。
 とはいえ、この作品が何らかの精神を病んでる人たちを描写した…という形式をとっていると考えると、たった一言を言い出せないコミュ障のJKヒロインや、現実世界に目を背けゲーム世界に没頭してるだけなのに家族の中で一番マトモとうそぶく主人公も大概オカシな連中ということになる。


百カノ#12

 ピンク母親を加えてのドタバタ。前回はトコトン馬鹿を極めたという意味で突き抜けてたから楽しみ甲斐があったけど、今回おふざけをやられてもシラケるだけだったな…。この作品の場合ヒロイン全員が公認だからという前提があるけど、やってることは世の二股男がそれぞれの相手に耳触りの良い甘い言葉をささやいてるのと変わらないから、いくらそれぞれのシーンにおける会話が真剣そのもののように見えても結局構造は一緒だから八方美人で誠実さがないという社会的バイアスが脳裏に浮かべばその瞬間にシラケてしまうんだよね。となると主人公の「みんなが一番」というのと、世の二股男の女全員に「オマエだけが一番」というのと構造的には違いがあんまりないのに、公認されているというだけで顕著な差が出てしまうという滑稽さなのかな。
 今後新規投入される新ヒロインの顔見せがあってとりあえずのENDだけど、ヒロインの個性だけを変えてもやってることが同じだったらマンネリは避けられないような。そうするかどうか、いやもうそうなってるかどうかもよくわかんないのだけども、やっぱり物語としては百人の運命の女全員を幸せにしないと疎遠になったヒロインは死んでしまう設定が周知され、ヒロインの誰かが死にかけてヒロインズが戦慄を覚えるということになって初めてホンバンかな…。

ダクギャ#25

 対神様戦に突入寸前でEND。もしかして続きは劇場版というあのね商法か?と思いきや、原作のストックがないだけだったwww。っつーか、なんでこのタイミングでアニメ化したんだろ?。確かに恐怖という刺激に飢えたJDヒロインと、怨霊から距離をとればいいのにJDヒロインに振り回されて彼女を守らなきゃと錯覚してるJD彼氏の滑稽さは描けていたから、見どころがなかったわけじゃないんだけど、物語としてこの寸止め感www。まさかこの1話で神様を撃退するのか?と半信半疑だったのが、Aパート終わって、あ、こりゃ終わらんわwwwとなったので後は消化試合のような態度で視聴してた。
 まぁ上記でも述べたように恐怖に魅せられた頭のネジが吹っ飛んだ人たちや、個々の心霊エピソードには面白いものがあったんだけど、全体的な構造としてスパロボ大戦のようなものになっていたのがどうしても受け付けませんでしたとかそんな話。