薬屋#9

 呑兵衛や侍女の死因とかそんなの。いよいよ棚上げになってた事件が次回から展開するらしい。今回は現代病に焦点を当てたようだけど、言及してみました程度で深掘りしないからなんか拍子抜け。とはいえ、こまごまと処理したりキャラの側面を描いたりしてたから繋がりを保ちつつお休み回といったところか。
 料理酒はなるべく飲用されないよう塩を混ぜているというか、それより塩味がキツくてもわからないというのは、歳取った自分から見るとなんかもの悲しさを感じてしまうなぁ。

ぼくあめ#9

 決勝進出してなんと報酬を受け取るが、メンバー全員妹ちゃんのためにと寄付されて妹が追い詰められる話。今回妹ちゃんの重さがこれでもか!というほど示されてキタキターという感じ。ライバルくんもわざわざ言語化しなくても察しの良い視聴者なら大抵わかるもんだとは思うので、何を無粋な…と思わなくもないんだけど、ここぞというところで畳みかけてくるからシナリオが盛り上がる。主人公もそうでないとはっきりした確信を持っていたらスルー出来るのに相手を殴っちゃったからおそらく彼もうすうすはそう感じていたというのが窺えるし、ヒキの救いの無いような描写がまたね…。
 なんかここまでくるとeスポーツという題材に大きなテーマがあるんじゃなくて、職業としての将来の見えなさ具合が半端ないから採用した…という側面が大きそう。エピソード自体はそんなに新奇性はないんだけど、時代性の反映がより密接だし、あんまり予定調和っぽい要素も少ないからさすが脚本頑張ってるなーという感じなんだけど、あんまり人気ないのかな…。

UDUL#9

 暴走状態の主人公をヒロインが何とかしてしまう話。まぁそうなるわなという意外性がなーんもないシナリオ。ただ勢いはあったなー。まぁ今後主人公の封印は解かない、解くとしてもヒロインの決断が必要…みたいな掟ができただろうからこういうのも禁じ手とまではいわないけど、そもそも今回のミッションそのものが卑小化してしまったので正直あんまりいい気はしない。ただ、原作を1クールだけアニメ化して今後続編はあきらめてくださいってことなんだったら、主人公が一番映えるところを持ってきた…と考えるとわからなくもないかな…。こんなこと書いて実は続編ありました…だったらズッコケるけど。

シャンフロ#10

 主人公のゲーム仲間が集合して強敵を狩る算段をする話。うーん難しいところで、この作品が理想のゲームでキャラ達が生き生きと活動する姿を見せるってところで留まってしまって、それ以上のものが無いから個人的には見どころを失ってる。長髪のモデルの、常に強敵と対峙しないと生きる実感を得られないところとか、狂ってるというほどではないけど頭のネジが2~3本ほど吹っ飛んでる感じのところはそれなりに突き抜けるものはあると思うけど、
 うーん、プレイ人口3000万人と繰り返されるから気づいてしまったんだけど、これおそらく海外プレーヤーもたくさん参入してるというか、むしろ日本人プレーヤーの割合少ないんじゃねとも思うんで、だったら異文化交流だとかやったらもっとゲームから広がる関係性という側面で攻めることもできると思うんだけど、いちおうゲーム攻略というメインストリームを主軸にストーリーを展開する…というのが根本だからダメなんだろうね。現実の海外プレーヤーのほうがむしろ攻略やクエスト消化とは関係ない、スキマ要素を掘り下げて楽しんでる人多そうだし、攻略方面でもPKでも日本人プレーヤーより突き抜けてる印象がある。例えば艦これなんかいちおう運営が海外からの接続を禁止してるけど(法的手段まではとらないようだけど)、ゲームの解析はアメリカ人や中国人の方が真っ先にやってるし、ドロップ率の集計も初期のころから中華取り仕切ってて、結局日本人の攻略サイトはそういう海外の一時的な解析情報をもとに実際のプレイに落とし込んでるみたいだから、突き抜け具合でいうと海外プレーヤーの極まった連中(ヌルいプレーヤーも多いからあくまでエリートの話)には日本人がかなわなかったりする場面が多いんだよな…。
 まぁゲームに血道を上げてる連中のスポコン漫画と考えたら、少年向けとしてはこれでいいんだろうけどな…。


百カノ#9

 ピンクが親によって引き裂かれる話。いやまぁフツーに考えたら親としては許さんワナ…。ヘタすると新興宗教でいうセックス教団に娘が入れ込んでるようなものなので。
 とはいえ、主人公の能力だったら手っ取り早くピンクの親とビビっと来て即堕ち二コマ展開になるかもとちょっと期待してたけど、さすがにそこまで雑ではなかった。

でこぼこ魔女#11

 ペットやマッド医者の騒動とサブキャラのモテ談議。なんつーか、話としてはフツーのコメディなんだけど、今までのどこかはしゃいで落ち着かない話だったのとはうって変わってそれなりに楽しめるように感じた。もしかするとマンネリや予定調和を避けるために今まではわざとコメディの基礎基本を無視してたって感じなのだろうか。まぁ確かに序盤から落ち着いてしまったら他の作品との差別化にはならんだろうからなぁ。

オバテク#9

 東北から戻ってライバルチームからのオファーは蹴り、レースに挑むがタイヤの消耗に耐え切れず手が届きそうだった表彰台を逃すの巻。うーん、やっぱり落ち着かん脚本。正直なところ個人の整備工場でチームを持つのはメンテナンスを含めた運営費用のことを考えたらレースに参戦するのは負担でしかないので、どうせプロを目指すんだったらオファーを受ける方がステークホルダー全員win-winになるはずだけど、このへんやっぱり浪花節なんだよな。強豪チームがどういう運営をやってるのかを紹介するためにドライバーくんを体験移籍させたんだろうけど、とにかく見せたいものを詰め込み過ぎて矛盾を潰せてない。
 ただ、見どころはあって今療養中の1stの代わりにつとめてる2ndの心理描写。立ち位置が変わって見える風景が激変し戸惑うというより心理的に追い詰められてるところは人間としての彼を描けていると思うし、この物語で一番成長してるのが彼であって、主役ではないけどメインを張ってるという状況。
 カメラマンもねぇ。見殺しにしたと遺族から糾弾され、それを今わの際で娘の祖父にとりなしをしてもらって重しが取れて人物を撮影できるようになったのだから、やはり撮れなくなってたのはバッシングじゃんという。
 で、F4カテゴリーというのもドライバーたちにとっては通過点にすぎず、いずれ卒業していくものということが示されてしまったから、他のカテゴリーではなくなぜF4に焦点を絞ったのかも不明になってきてるような気もする。取材だとかリアリティなんかははるかに高いのにぼくあめのほうがドラマとしての軸がしっかりしてると感じてどうにも見劣りがしてしまう。

暴食#10

 ヒロインは行方不明部隊の創作、主人公は装備の素材集めのために出発するが、魔物の襲われてお互い鉢合わせする話。正体が明かされないものの、主人公とヒロインが再会して気持ちをちょっとばかし通わせてそろそろアニメ版としての幕引きは近いな…と思わせる構成。まぁお話はいつも通りの三文芝居なんだけど、いつも言ってる通りこの作品では資本主義に関するあれこれをミクロマクロ両方織り交ぜてごった煮にしてるんで、そのへんを楽しめるかどうかだと思うわ。話の筋を追っかけてるだけだとたぶん気持ちが続かない。

ダクギャ#22

 前回の戦いの終結と、追加キャラについての補足事項。うーん、やっぱり怨霊同士のバトルは自分はどーでもいいやって感じ。個人的には前回の花魁の過去話のようなのでないと気持ちが乗らない。
 で、次回は主人公の通う小学校での話になるらしいし、顔見せしてた新キャラ本格登場なのだけども、アニメ版としての決着はつけないんだろうか?。尺的にはまだ金髪JKのエピソードを処理する余裕はありそうだけども、そこで終了なんだろうなという気はするが。

MFG#10

 予告通り車の調整と、キャラの日常生活を描くの巻。まぁグリップウェイトレシオなので、エンジンの出力を増してもグリップしなければ空回りするだけなんで足回りの強化はその通りなんだろうなという感じ。で、所詮フィクションなので強化した内容がそのままレースに反映するかどうかは作者の匙加減なので、結局レースを見るしかないんだよね。なので、今回ばかりはそんなに面白いというものでもなかったけど、だからといってストレスフルでもないので順当なお休み回。