Lv1ルーム#4

 魔王の再度の誘いを断り、動画配信でカネ稼ぎを画策するが…(お約束。前回ちょっとシリアスに移行するか?…と思ったらおふざけ回。まぁありきたりといえばありきたりなんだけど、これぞ四畳半モノの真骨頂という感じでいかにもバカバカしくて楽しめた。魔王が長身女子高生モードになっていろいろお色気を振り向くわけだが、主人公は女体化した魔王に恋愛感情を抱いてないと思うし、今回でもそこは動かないと思うが、恋愛感情抜きのコメディだから安心してグダグダできるというか。

もののがたり#16

 ヒロイン襲撃のあれこれ。うーん、楽しめてるのは楽しめてるけど…。何度も言ってる通り、サブキャラとして花嫁道具が配置されて彼ら彼女らがその記号に従って役割を果たしてるとか、その役割に応じたミッションを与えられたりしてるというその組み合わせがよくできていて、物語の軸がオーソドックスだから破綻も矛盾も感じられず、ストーリー構成が考えられてるのではあるが、肝心のそのストーリーがつまらなくはないけども特段面白くもないのでその辺の物足りなさよな。いわばもう既に読んでしまってる名作とか古典芸能を楽しむって感じ。自分は原作未読だから、その構成部分で楽しんでるけど…。
 ただ、今回は本音と建て前、理性を装っても感情が先走る感じとかは勢いがあってよかったなとは思うんだけどね。

シンデュア#3

 色街に出かけて新キャラと出会ったり、敵を退治しようと思ったら新キャラが倒してしまったりの巻。うーん、なんか狙ってB級テイストを使ってるのかよくわからん。全体的にはシリアスとは言わないまでもロボットとおんなのこサイコーと自立心を持てみたいなテーマのように思うんで、そこそこメインでは活劇を狙って作ってると思うんだけどね…。
 しかしロボットの名称が棺桶ですか…。こういう機動兵器と聞くとPanzerliedがどうしても思い浮かぶんだけど、歌詞の五番に戦車は棺桶というよりそのまま墓と表現されてるんだよな。ただ、WW2では国に殉ずる(というか殉じさせる)目的で死を神聖化させてたが、この作品だと裸一貫で世界と向き合い、運が悪ければ野垂れ死ぬという一匹狼的な矜持で使われているんだろうけど、これもよーく考えてみたら自己責任論を押し付けてるだけだよな…となんか微妙な気持ちになるというかそんな感じ。

夢見る男子#4

 ヒロインが友人に気持ちを言語化されて整理ができる話。このまま主人公は賢者モードのまま話が続いていくのかと思ってたんだけど、それじゃぁあまりにトキメキがないよな、ラブコメなんだからと思ってたら、ヒロインが近づいてきてつかず離れずの距離に落ち着くらしい。思春期らしいと言えばそうなんだけど、主人公も一度冷静になったのだから、相手が近づいてきたとしてもしばらくは現実感のない心持になるという気がするが、そのへんは思春期だからこういうこともあるかなと思わなくもない。
 女たるもの男にちやほやされて嬉しくないはずがないけど、「お気持ち」を尊重してくれなきゃヤダってのは昨今のキチフェミ問題の本質なんだけど、キチフェミが自分にはもっと市場価値があると勘違いするから問題がこじれんだよなー。
 いやまぁこの作品も切り口とか面白いなと思わなくもないんだけど、話の本筋がやはりイマイチなので今後の展開に期待というところかなぁ。ある意味主人公が前回姉に対して示した「そんなの知ったことか」みたいなところに落ち着いてしまうんだけど。

菓子転#5

 貴族同士の縁談をまとめるの巻。ヒロインが登場してOP映像で顔見せしてたキャラがほぼ出そろったかな。主人公が小賢しさを発揮して話がいい方向にだけ動くのがどうにも昔話っぽくないというか、ご都合主義やなと思っちゃうけど、この段階ではテンポ感が重要だしまさかここでくじけさせるわけにもいかんので構成としては順当。カネをケチったと思われて心証が良くない教会とか、逃げた盗賊の頭とか、トラブルの種は既に蒔かれているのでそのうちなんかあるでしょ。もうちょっと菓子作りを場面を持ってくると思ってたんだけど、本当に菓子がメインなのか?と思われるほど登場の機会が限定されていて予想外なんだけど、実は個人的にはこのぐらいの扱いの方がありがたかったり。今回買った砂糖のツケを親に回して大目玉を食っていたので、そりゃいかにもこの世界では砂糖がべらぼうに高いように思われるから、おいそれと日常的に菓子を作るわけにはいかんでしょ…。