ななつま#3

 学園生活の続き。うーん、人としての心の在り方とかがテーマなのかな。動物愛護ちゃんもいかにも都会的というか、結局のところ保護すべき対象を自分より下の存在とみなして、自分はそれに慈悲を示すスバラシイ人間というのを誇示したいだけなんだろうという無意識下の欲望が見え隠れしてどうにも。里山での害獣と農家とのせめぎ合い、今ホッテントリ化してるクマに対する人間側の示すべき距離感とか、昔は油断してたらこっちの命が奪われるという死活問題で、それを技術が発達して世の中が便利になると、どうしても安っぽい博愛主義で自己満足して、現実が見えないお花畑になりがちってのがね…。結局動物愛護派の対立側を悪魔化してこっちは正しいんだというのをやられても本質を見失うだけ。ただ、この物語が単純な二項対立ではなく、今後複雑性を織り込んでくる可能性は有るので現段階では何とも。まぁハリポタクローンらしいし、やっぱり年齢層低めなんだろうか。高潔な魂と魂の切磋琢磨みたいな側面は結構好みなんだけどな…。

かのかり#27

 クラファンでの資金集めが低迷し、コスプレーヤーちゃんが取り仕切って活性化する話。お話はスラップスティックでマジメかふざけてんのか捉えどころのない感じなのだが、目標資金額が決して不可能でもないのと、手の届く範囲で協力を取り付けてるところなんぞ、リアリティに近いものがあってなかなかのめり込める。こういうサブカルもんだと実現する夢の目標を高く設定するもんだけど、そうでなくてもちゃんと物語をドライブできるんだな…。序盤から勢いがあってなかなか楽しんでる。

デキ猫#3

 ご主人様がいかにダメ人間かを紹介する話。うーん、結局このご主人様に必要なのはAIを搭載してる家事ロボットなんじゃね?と思ってしまったので、途端に作品に対する魅力が減衰してしまうというか、もう猫であるという必然性もないし、疑似夫婦生活モノでもないような気がしてきた。ポスト資本主義社会になって、人間が生きるために働くことの意味がなんか変わっちゃってる気はする。結局現代人は他者を自分にとって都合の良い道具でしかなくて、昨今特にタイパだのコスパだのが重要視されてきてるってのもそういうことだよね…という感じ。なんか子猫を風呂に入れて洗う動画を何本か見ちゃって、あーそういやペットとか飼い主が手をかけて育てるもんだよなーと再認識させられたわけだが、この作品だとご主人様はホントに猫を道具としてしか利用してないよねー。

アイノイデンシ#3

 人間やヒューマノイド未満の存在としてのロボットの説明。人格を持ったAIを搭載してるロボット=ヒューマノイドと人間の関係性もそうだけど、違いはあっても似たようなところの重なりが多い境界をもう一段持ってきたのかなという感じ。子供が生まれたら犬を飼いなさいの格言の犬の代わりにロボットを持ってきたという話だと思うんで、本作のテーマが人口生命体みたいなところにあるから意図はわかるんだけど、正直犬を据えて物語を構成したらよいのにそこにロボットを持ってくるのはズルいなぁとは感じてしまった。別にライナスの毛布でも似たような機能は果たすし、個人的には釈然としない。
 恋人ロボット編でも、似たような話は恋愛フロップスで既視感があって、あれでそこそこ結論は出てるような気はするからそのへんはまぁ。


メロンジャムVer.1

 メロンを購入したときは硬くて香りもしなかったから追熟させてた。が、しばらくたってみると痛み始めてたから、そろそろジャム化するか…という感じに。

 ヘタの部分が白くなってた。まぁメロンは割れてそのヒビが網目になるので気にしてもな…とは思うんだけど、収穫後だし出来るだけ早めに処理すべきと決断。メロンの食べごろは尻の部分が柔らかいかで判断するのだけども、その尻の部分は硬かったwwwという。ちなみに月曜に購入して土曜日に調理開始、この日にモモも購入してしまったwww。一箱800円だったものだから…。
 メロンはペクチンが少ないということなのでペクチン作成から。100円ほどで売っていた河内晩柑を使った。外皮は使わず、内皮と薄皮を使う。種もあったら使ったのだが種なしだった。晩柑類は内皮が多いのでこれに期待した。五度ほど煮こぼしてエグみを取った。
 クエン酸を小匙1ほど加えて一時間ほど加熱。一度蒸発しきってしまって水を足して加熱して濾してペクチン液を得る。
 いよいよメロンの加工。半分に切ってみたが中身はそんなに傷んでない。半月状に切ったら魚の半身から皮を引く要領で皮を切ってしまう。包丁の刃を水平にすれば切りやすいが、メロンのアールがキツいと皮まで切れ込んでしまう。あとはサイコロ状に切る。中心の種や水分は濾して使った。
 スモモジャムの時のように加熱して砂糖やペクチン液を投入、さらにクエン酸も加えて短時間加熱して瓶詰め。メロンを角切りにしても沸騰すれば見る見るうちに溶けていく…。
 結局沸騰するまで10分、そこから15分ほど加熱して瓶詰め。大入りのジャム瓶に3つ丁度入り切った。ので、味見は鍋にこびりついた部分だけであったのだが、なんかクエン酸の味が強くてあんまりメロンジャムという感じがしなかった。これを反省点にして、こんどはクエン酸少な目のメロンジャムVer.2を作ることになる。
 ちなみに、前に作ったスモモジャム、油断するとこうやってカビる。もったいないからカビの部分は掬って捨てて残りを食うのだけども、砂糖の量が少なかったということなので、砂糖は多めに入れるようにした。スモモジャム、まだ一瓶まるまる残っているのだが、秋以降もっと気温が下がってカビにくくなるまでおあずけしないとだな…。