夢見る男子#2

 主人公が我に返ってからある意味賢者モードになる話。あーなるほど、当世若者関係性事情なわけねとある意味納得したという。とはいえ、今回の気弱先輩に対するシニカルな批判のように、ある種の女子は心の支えと言っては何だが、盾として保護者役の女子を連れてくるのは昔もあったことなんで、そういうところは汎用性もあるのかなという。俺ガイルのように主人公のキャラがそれほど立ってるわけでもないけど、あちらのようにいろいろな関係性を放言して切って捨てる役柄なのかも。まぁ女の甘えをバシバシ批判しているようだけど、いちおうラブコメだろうしそこは魅力と交互に織りなしていくのではという予想。切り口は面白く感じられて、前回視聴したときのようにこりゃダメだ感はすっかり払拭されはしたものの、それで物語として面白くなったわけでもないので…。まぁまだまだ前提条件を並べている段階だろうし未知数ってところだろうか。一週間たってある程度前回の忌避感が薄まったのがいい方向に機能したのかもな…。


菓子転#1~3

 洋菓子?をテーマにしたなろう原作のアニメ化。#1#2とまぁ典型的ななろう展開だけどもこれだけディテールを極められるとそんなに腹も立たんわ…と思ってたら、#3でいきなりテキストのクォリティ低下でやっぱりかぁ…となった。子供に愚かな行動をさせてネタ作りはわざとなんだろうけど、それまでのディテールに対するこだわりからすると、もっと他に素材もシナリオもあったろうに…というのが一つ、この作品のテーマであると思われる菓子の存在意義がうまく機能してなかったから早くも息切れか…という感じ。あと、魔法はヤメテ~。#2でも魔法にデウスエクスマキナを受け持たせてたけど、それやっちゃうとシナリオの持つ意味が無くなっちゃうから…。

好きめが#2

 給食係とデート編。前回の、映像とストーリーのアンバランスさは、あーこれはこんな作品なんだというのを受け入れられたのか気にならなくなったけど、こういうコント集で、コント部分が笑えないのでやっぱり微妙な感じ。いやまぁ無理矢理笑わせようとしている意図はないのだろうし、ぼんやり眺めてシチュエーションを楽しむ分にはこんなのでよいのだとは思う。

百姓貴族#1

 農業がテーマのショートアニメ。うーん、原作者が農業高校出身であることは銀の匙で知っていたからその路線かぁとは思っていたけど、どうなんやろ?という出来。最近酪農に対する自分のイメージはダダ下がりで、容赦なく値上げする癖に、生産物が余ってる時はびた一文安くならないのでどうにも。酪農家というよりは農業政策にヘイトが溜まってるのだけども、なんで官僚の尻拭いを庶民がしなければならないのかという怒りが止まらない。
 牛乳に対する不満が溜まっていた上に、最近ヨーグルトが期限切れ寸前で半額になっていたから、ちょっと作ってみようかと調べてみたら、どうも自分が常用している「低脂肪」なる表記のものが実は厳密には“牛乳ではない”ということにビックリ。ほぼ牛から搾り取った牛乳を使った製品ではなく、分類としては「乳飲料」という区分であって、これに種として少量のヨーグルトを加えて加温してもヨーグルトにはならないらしい。で、牛から牛乳を搾り取って成分をほぼ変えずに出荷した製品のみに「牛乳」の区分が与えられているらしいのだが、これ、ドラグストアに行ってみると、安い「牛乳」で200円ほど、どちらかというと昔から自分が慣れ親しんだ通常品で300円ほどする。これが「低脂肪」表記の乳飲料だと100円ほどなのだから、ちょっと自分があまりに牛乳についてモノを知らなかったのにちょっと身が引き締まる思いがした。てっきりこの「低脂肪」表記の乳飲料は新鮮な牛乳から脂肪分をいくらか取り去ったものだと思っていたのだ。もちろんそういう生乳から脂肪分を下げたものも売っているらしいのだが、それは区分的には「低脂肪牛乳」になるらしくて、これはまだ牛乳扱いで乳飲料とは一線を画す存在。で、この「低脂肪牛乳」、値段は「牛乳」とほぼ変わらないらしい。
 で、こう長々といかに自分がモノを知らないかについて書き連ねてきたわけだが、注意してないと牛乳ではないものがあたかも牛乳であるように印象操作してる現状があって、ではこのアニメはそういう闇の部分にちゃんと言及してるのか、もしくはするつもりがあんのか?と思うと、まぁそれは今後の話を追っかけて行かないとではあるんだけども、そのへんの言及が今無くて、牛乳を捨てることになるのが農家にとってつらいとだけ描写しており、結局のところ貧乏人は「牛乳」は余っていても値段は下げない、貧乏人は紛い物の乳飲料を、元々安い値段で提供してるのだから、これすら値段を下げずにこれを飲めといってるわけなんで、そういう売り手が消費者に対して誤魔化してる部分についてはおそらく言及するつもりはないんだろうなと予測できて、プロパガンダ作品を見る価値があんの?というダルい気持ちがモクモクとわいてきてる現状。

ゾン100#1

 日常破壊系とでもいったらよいのか。形式的には脱出モノのホラーみたいだが、突然現れた非日常を主人公が喜んでいるので…。
 赤木智弘が希望は戦争と主張したのがもう15年ほど前で、この作品の原作をWikiで調べてみるとあんまり原作者の念頭にその影響があったという明確なエビデンスはなさそうだけども、さすがに知らないということはないと思うので、もう内面化されてるということなのだろうか。
 #1を視聴してかなり胸のすく思いをしたのだけども、逆にクソな日常を破壊してしまったことである意味物語上の大きなミッションが最初に達成されてしまった感があり、どうせ今までやりたかったことを思う存分謳歌するという部分はミッション達成後のご褒美みたいなもんだから、正直今後視聴する必要があるのかどうか。ただ、ブラック企業が存在しなくなってそっち方面からの搾取はなくなっても、今度はゾンビから逃れて生き延びるという試練が新たに発生してるので、本当に物語が終わったわけではないんだよな。ただ、「ヒトがヒトを苦しめる」状態から脱し、いくら人間とはいえゾンビは理性のない野生化した動物なので、これは先史以来の人類がずっと生き抜いてきた環境そのものなので、やはり文明が滅びることによって人間が逆に人間性を取り戻すという意味ではやはり物語は終わっているんだよな…。

ヘルク#1

 人間側の勇者がどういう理由か不明だが人間を滅ぼすために魔族側に立つ話らしい。なんかこの数年でこういう近代社会に復讐、もしくは離脱する話が多くなった感じやね。なろうの追放系とかも典型的だし、今期作品ではLv1ルームがそれっぽく、AUOとかなんかもそんな感じ。エッセンシャルワーカーが自分の仕事が社会のためになると思って頑張ってきたけど、客がそれを当然としてエッセンシャルワーカーを人ではなく便利な(場合によっては使い捨ての)道具とみなして搾取を行うという現代世界の社会問題が背景にあるんだけど、こちらはまさしく復讐のような感じ。
 ただ、日本の国民性からすると、国鉄の順法闘争に利用客が同じ労働者として共感しないどころか暴動に近い敵視を行っていたし、そのおかげで中曽根康弘労働組合解体が成功して、今や政府の御用組合と化した連合が正社員貴族のための出世キャリアパスになり、労働者は反撃手段を失って可処分所得がどんどん削られてしまってる始末。というかもっと前には学生運動に共感を示さず、社会運動の主な担い手であった団塊世代を白眼視したポスト団塊がいざ社内政治で出世して政官財の中枢に居座ったら「国民総非正規労働者化」や「正社員は全員45歳でポイ捨てだ!」だったり「退職金には増税」だったりするわけで、「内部から組織を変える」がいつのまにか「自分の利益や出世のために意図的に弱者を作り出し搾取を極める」になってしまったわけで、もうそれでも庶民(日本国民)のために立ち上がる勇者なんて正直あたおかとしか思えなくなってはいる。まぁそんなわけで、個人的にはどんどん復讐やったんさいってな感じだけど…。

ななつま#1

 ハリポタ*1ライクやなと思ってたらWikiで原作者がそういうのを意識してるとあって草のラノベ原作アニメ。うーん、魔族との共生がどうのとか言ってて、そこかしこにポリコレ的な要素、で、数々のフックになりそうな副センらしきものが張り巡らされていて初回として全然飽きなかったんだけど、正直やはりラノベなんやろなという感じ。魔族との共生とか、要するに「自分には“黒人の”友人がいる」的な、自覚のない差別意識が見え隠れしちゃってるし、あんまり深くないような気はする。ただ、ラノベという段階でエンタメ重視で深入りしないというのはお約束だろうし、テーマがまだはっきりしないし、ストーリーテリングが低レベルという感じはしないので様子見。

死神坊ちゃん#13

 部屋の中でプール騒ぎ。まぁ元々シリアス展開の転属って作品でもなかったし、ちょっと穏やかなエピソードで前期のイメージを取り戻してくださいよ…的な回のように思えた。まぁのんびりした展開を楽しむんだったらこれでよいとは思うけど、主人公の触れると生物を死に至らしめる能力とか、これだけ時間が経ってしまうとなんかどうでもよくなってて、主人公とヒロインの甘々な関係性をダラダラ眺めてもなーという感覚が自分の中で強くなってしまってた。

英雄教室#1

 功成った勇者が人生やり直しモードに入る物語っぽい。これも人のために働くのからリタイアして後は自分の人生謳歌タイプか…と思ってたら、いろいろトラブルシュートしてて、これは悪人を懲らしめるのがメインではなく人助け中心の越後のちりめん問屋物語なのかなと思ってしまった次第。ななつまほどの物語の構成力は感じられないが、ここは様子見かな。

ダクギャ#1

 トラブルシュート系オカルトもの。うーん、大枠でダメだって感じはあまりしなくて、オカルトを素材としたサブカルモノとしてはこんなもんじゃね?とも思うんだけど、今回の電話ボックスの話でも、怨霊の経緯とか示しておきながら、発生した原因を丁寧に解きほぐすんじゃなくて、力業で解決してたのでなんじゃコリャ?と思った次第。夏目友人帳みたいな作品だと怨霊の持っていたわだかまりとか怨みを解消して成仏…みたいな流れが自然だからねぇ。男を振り回して道具として使うあたりは、虚構推理にも似た構造だけど、こっちは理屈とかそういう要素が希薄だからこれからどうなるか…。

無職転生2#1

 主人公にフォーカスを当てて、新しい仲間とパーティーを組む話。落ち込んでいたところから生きる力を取り戻す展開は流れとしてもよくできていたかな。まぁ描きたいエピソードはたくさんあるだろうし、元々の原作がこうなっていたんだとおもうけど、いつまでもいじいじ悩んで数話費やしても尺が足りないはず。で、別にダイジェスト風味とも感じなかったし、気合の入った作画もそれなりにそういう描写にした意図が感じられて個人的には見ごたえがあった。
 ただ、家族を探すミッションは前回同様あんまりピンとこないんだよな。おそらく見つけ出したら見つけ出したでそこそこ感動して泣くんだろうけど。シナリオも動画も今期の作品どころか昨今の作品の中でもピカ一なので視聴は続けるけど、感想は書きにくそう。


水着スバルお迎え。

 石10連/単発チケ10連/石10連/10連チケ/石10連の計50連でお迎え。これでヴィアールとミモザも出たからSSRの引きも良かった。ただ、SSRが来れば三分の一の確率でPUなのにSSR三回目でお迎えだからよくわからん。SSR排出率は3%だから単純に倍。
 イベントは去年の盆頃の気合が入った二週間あったやつの復刻で、アイテム集めにボーナスがつくのが水着スバルの特典。で、おそらく来年にはこのイベントが復刻されることもないだろうから正直今新規ユニットを引いてなにか特別にメリットがあるというほどでもない。シナリオにこの水着スバルが絡むよう変更が行われるわけでもないし、そのへんはなんだかなぁという。
 グラが好みだったのだけども、バナー絵は微妙だったので仲良しシナリオはあんまり期待してない。で、ムツカ同様かわしまりののハスキーボイスがちょっと楽しみ。スキルは単発大ダメージ系でプラス自分の攻撃力5割増しなので、五凸とか強化するとかなりのダメージソースにはなりそう。

*1:とはいえ自分実は原作や映画を一切詳細な内容をチェックしてないwww