86#23

 再会してEND。Bパートはその再会までのお話なんだなとぼんやり思っていたらまぁそういう感じ。感動の再会シーンで、そういや顔を直接合わせたことがなかったんだっけと今更ながらに気づいた。スピアヘッド壊滅から新編成の部隊はそうではなかったようなので、そのへんが自分の錯誤の原因か。
 うーん、しかしやっぱり2期はイマイチといったところ。結局再会するところで〆なんだったら、それまで間持たせをしなくちゃならなくて、それでスピアヘッドがグダグダしてたと思うんだが、この最終回を見る限り、むしろスピアヘッドを表舞台から遠ざけて、共和国のねーちゃんのストーリーをやってたほうが良かったんじゃね?という気はする。共和国が滅亡する際の一般市民の転落ぶりだとか、新編成の部隊が共和国内での地位を確保しながらもやはり差別感情に晒される展開とか、1期との連続性も確保できてテーマ的にも混乱することがなかったのでは?。というか続編でその辺が語られるとか、外伝当たりが出ててもおかしくないとは思うが。
 スピアヘッドが共和国から離脱して、今回のようにねーちゃんと再会するという構成自体はまぁそうなんだろうなと納得もするのだが、やはりその再会までの時間の潰し方に無理があったというか。あくまで主人公はスピアヘッドたちだから、メインキャラを描かずに長時間放置するって選択は取れなかったんだろうな…。

失格紋#11

 強敵とついに相まみえるの巻。今までが俺TUEEE展開で、アニメシリーズとしては最後のボスだから、そういう前提を潰して彼等より強い…という設定を持ち込んだんだろうけど、さすがに人類がこの決戦で負けました…という展開になるはずがないので、正直展開に意外性はないだろうみたいな。今回はほぼ準備に終始してたから大きな驚きもないし、次回サブタイによるとまた旅に出るらしいから、演出が派手なだけで結末は見えてるよな…。

着せ恋#11

 新コスの撮影にスタジオを借りてみたらラブホだったの巻。ラス前でいろいろハラハラドキドキの展開をということなのだろうが、これ、なかなか素直に受け取ることができない。ヒロインがあまりに無知エロというか主人公に気を許しすぎと思うより、恋愛感情をヒロインのほうが持っているという提示があったから、これは仕掛けだろうぐらいに考えるのがフツーだと思うのだが、そのへんはモノを知らない二人…みたいなまとめかた。どう考えても漫喫でカップルシートとか、そりゃアタックかけてきてるでしょとしか思えないんだけどな…。
 緊張感でいえばやはり最初の寸法取りのエピソードのほうが頂点だったかな。まぁ集大成としてのご褒美回のようでもあるし、お互いの気持ちを確認するのは次回に持ってきてるのかもしれないし、このへんはおあずけ回といってよいのかも。

明日ちゃん#11

 体育祭の準備が諸々整っていく話。動画的には結構動きがある話なのに、こう、なんていったらよいのか、溜めが十分とられていて、各カットがずっしり胸にくる感じ。いろんな作品がクライマックスをラス前とかに持ってくるのが多いように思うが、この分だと次回にすべての山場を持ってくるつもりなんだろうなという気はする。キャラが葛藤したり、ストーリーが二転三転する話ではないから、最後にお祭り騒ぎってのもまぁなるほど。

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 黒電話とスマホの対比。主人公の通っていた小学校は、妹の卒業とともに廃校になるらしくて、あーこの物語も結局のところノスタルジー寄りだったんだなと今更ながらに思い知らされる。異世界食堂が今となっては死語となっている洋食をテーマにしていて、単にファンタジーRPGとのキメラかと思っていたら、終盤になってアレはジャンルそのものが消え去ってしまう前の、集大成としての洋食についての振り返りと自分には思えたように、この作品も、まぁ昔がすべてよかったというわけではないのだけども、古き良き時代の、そしてもう今となっては取り戻すことができなくなってる学校に関する集大成となっているんだなというのをこれまた今更ながらに思い知らされたというところ。