錆喰い#7

 赤髪がパンダ先生の姉と和解する話。おー熱い展開。今までうじうじした展開が続いていたから、これで人間関係のもつれも解消し、見通しがスッキリして、今後は期待できる…と考えて、むしろ対立関係がはっきりしてしまったから今後の展開は大枠においてどこかで見たようなものになるんだろうと気づいてちょっと愕然としたという。となると、今までのすれ違いの部分こそがこの作品のテキスト上のオリジナリティで、それを楽しむべきだったのでは?と思い至り、自分のバカさ加減に気づくという。とはいえ、すれ違いの話立てはそれほど上手いとも思えないから難しいところ。ただ、ここに来て展開が広がったその感じからして話の構成としてそう悪くないとは感じてるので、事実として自分的には次どうなるんだろ?と楽しくなってるその感情はそう間違ってないのではとも思う。

ビートブレイカー・アイこと龍造寺アイちゃんシナリオコンプ直前。

 DMMのポイント稼ぎに、デイリーミッション用にログボだけ貰っていたのだが、なぜかプレイしてしまってオキニーになったキャラが明日シナリオコンプする予定。もともとはバナー絵でちょっと気になって、ログボでそこそこ溜まってた石でガチャを引いたらあまり連を重ねずに来てくれたのがアキレスで、これ実は別ゲームのコラボキャラ。しかし、詳細読んでちょっと驚いたことにアキレスの絵師が大槍葦人。この人昔は有名で個人でブランドを立ち上げ、あばらが浮いて見えるほどそれはそれは病的にほっそりしたキャラがウリで、このアキレスもどちらかというとその延長線上にあるキャラなのだが、もう絵柄が昔とは変わって今風にチェンジしてる。
 まぁ自分も最初はアキレスと主力として使ってゲームを進めていたのだが、攻略記事を見たりしてるうちにちょっと引っかかったのがアイちゃんで、これ、リンドリでの主力絵師だった日向恭介の手によるもの。リンドリでは雪女が頭一つ抜けた超人気キャラで、このゲームでもアイちゃんの双子として似たような水色髪のキャラがいるのだが、個人的には熱血無自覚キャラのアイちゃんに射抜かれてしまった。
 このゲーム、結構めんどくさくて、バトルしてもそれだけではプレーヤーLvしか上がらず、キャラのLvを上げ、ステータスを積み増すためには、バトルなどでドロップする宝箱を、テトリス風のミニゲーム?みたいな作業を繰り返して経験値も各ステータスも獲得していかなければならない。これは好感度も似たようなもので、戦闘に参加させるだけではまったく好感度が上がらず、アイテムを消費したり、そして今回のアイちゃんがそういうやり方で好感度を上げたように、扉に配置してちまちま好感度を上げるという手法ぐらいしかない。
 で、好感度を上げれば、その都度順番にシナリオが開封されていくわけだが、それが明日のログボ更新時にちょうど最後のシナリオが開くだけの好感度を達成されるというそういうタイミングになったということ。

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 しかし、もう一方のエロゲと比較して、シナリオはイマイチと感じてはいたのだが、これが難しいところで、あっちの方は設定がファンタジーであっても、もう全体が厳しい世の中を生きていく人のキャラクターそれぞれの生き様だけではなく、関係性においてもそれなりに読み応えがあるのに対し、こちらは戦隊モノが基本にあるようで、地球の危機を救うというそういう前提が自分にとってはどうでもよくって全然フックしない。でも某巨大掲示板ではシナリオがいいという書き込みを見たので、気合を入れて…というほどではないが、いくつかシナリオを読んでみたら、メインクエストの方は相変わらず…みたいなのだが、個々のキャラクターに焦点を当てたらそれなりの生きざまはちゃんと描けているように感じたので、そんなに悪いものでもないなと若干見直してるところ。とはいえ、各キャラがなんらかのコンプレックスを抱えていて、それがシナリオの進行とともに克服されたりして新しいステージに上っていくという展開は別に他のテキストでもありふれているから、このゲームのシナリオが他のゲームと比べて飛びぬけてよいって感じも今のところはしない。今まで読んだアイちゃんのキャラクターシナリオにしたって、むしろそのコンプレックスの要素はあまり入っておらず、元気っ娘キャラが最初は無垢で目の前の課題に単に一生懸命に取り組むってだけだったのが、自分の女性性に気づいて戸惑いながらも関係性を深めていくって、いかにもありそうな男の妄想の部分に個人的にずっぽりハマってるだけの話ではあるのだが…。
 まぁとりあえず、こちらもプレイしてますよ…という記事を上げるのはずっと前から思っていたから、アイちゃん云々は単なるきっかけということで。
 ちなみにステータスが洒落でなく飛びぬけて上がる限凸はやってない。笹岡ぐんぐ絵師の脳筋キャラのために交換アイテムを温存してるのだ。キャラクターシナリオはむしろアイちゃんのほうに親近感が持てると予想してるのだが、まぁ正直どうでもいいというか。