天才王子#5
反乱計画阻止のお話終結編。剣を持っての立ち回りはお伽噺っぽくなるのでやり過ぎ感はあるのだが、結果として主人公が王女に「反乱計画を暴き未然に阻止した」という手土産を渡したという流れは無難によくできてたと思う。まぁなんのかんのいって貴族のバカ息子が事故死したという事実を隠していたことの答え合わせもちゃんとできていてそうきたかといった感じ。どうせフィクションなんだから、どのようにも話は組み立てられるので主人公は相手を上回っていましたよというのは揺るがないにしても、そこにそれなりの理屈付けをどう行うかって話でしかないので、その点に関しては楽しめる範囲に収まってたと思う。
うーん、惚れた腫れたの話にしましたか…。身分の高い人もそうあってほしいみたいんなところなんだろうけど、本当の特権階級はあんなに気安くないような気はする。そのへんは萌えアニメのお約束だが、個人的には王女の態度で、顔全体ではなく耳周辺だけを赤くするという描写に妙に感心してた。あれだと顔の表情を描かなくても心情をよく表現できてるよな…みたいな。