戦闘員#8

 水不足のため、主人公一行が外交特使として他国に赴き、やらかす話。ドタバタコメディとしてはフツーの出来なんだけど、クライマックスでのバブル期ちょんまげ芸を出してくるセンスに???だった。解脱王子に嫉妬してなにかぎゃふんと言わせてやりたい気持ちまではわかるんだが、あの芸は当時悪ノリして楽しんでた層もいるが、たいてい聞こえてくるのは良い思い出ではないという話。今の感覚だと顧客との飲み会で不興を買えば一発解雇モノになってるから、そのへんのミスマッチ感がダメだというより意図がよくわからんかった。当該の王子が恥をかくならまだしも、この場合恥をかくのは主人公なわけで、エスカレートしてのやらかしとしてこれを持ってくるのがどうにも。
 あと、これはまだ評価のしづらいところで位置づけに困ってるのだが、前回殺してしまった魔王軍の幹部、引きずっていてちょっと意外な感じ。別にこの作品で生死を問う意図はないのだろうし、現実社会だと商売敵のライバルを社会的に葬り去ったという比喩でも構わないんだけど、実際に再起不能にして命まで奪わなくてもよい選択もお話ならいくらでもできるんで、そのへんの理由がちょっと気になるというか。

クラマー#8

 予選リーグの続きと、監督の過去話。野球だとボールを蹴るのはおそらくデッドボール扱いでヒットにはならなさそうなんだけど、アホさ加減を描写する意味ではいい味出してるなという感じだった。ラッキーダメフォワードに煽られてカチンとくる流れもあーこいつら脳筋だーと思えたし、自分もようやくこの作品のテイストになれてきたのかなという気がする。
 ようやくドラマらしくなってきたのかなと思いながら視聴をつづけると、湿っぽい監督の話になって追い打ちかという。ただ、ベッケンバウワーの逸話を知っていて監督について思いを巡らせることが今の今までなかったのはちょっと不自然かなといった感じ。JL〉J1〉J2〉J3JFL〉(以下ryらしいので、JFLの監督そのものはそれほど注目を集めるポジションではないんだけど、監督の後輩にはあれだけ知名度があって、選手期間は短くともその後輩があこがれるほどのテクニックと瞬発的な知名度があったら、どこかで引っかかるはず。っつーか、監督もコーチも教員免許持ってるのかね?。大学に行けば片手間に取れるほどのものではあるんだが、こいつら選手時代はそれどころじゃないだろうし、通信教育で取るには少々手間がかかるらしいので、そのへんの面倒ごとは全部放り投げてる感じはする。っつーか、この経歴の指導者を二枚も教員として弱小チームに持ってこれる公立ってだけでリアリティを気にしたら負けなんだろうけど…。
 2期あるんだろうなと思っていたのだけども、しょぼカレに終了マーク出てたね。変則2クールかもしれんが、このクールは13話やるみたいなので、興味がわいた人は原作見てねの俺たちの戦いはまだまだこれからだENDで妥当なところか。