3rd・4thQ2024アニメ終了番組短感

3rdQ2024アニメ終了番組短感

 やらずに済ませようとしてたんだけど、ちょっと自分的に区切りをつけたかったため。実は昨日やろうとしてたんだけど野暮用で一日潰れてしまったから、今日一気に2クール分。抜けがあると思うけどそのへん全部拾わなくてもいっか…程度。

  • なれなれ ドラマとしては期待せず、チアという題材の可能性というか新しい形みたいなものを取り込むんだったらオッケーかな。ただ、どれも中途半端になって突き抜けるものが一つもないのがわかっててこういう物語委にしたんだったら、わざわざ一つの作品にする必要もなかったかも。
  • 異世界ゆるり 典型的なダメなろうという感じ。子育て要素も一切手のかからない子供なのでホントご都合主義って感じかな。図書館いったら本が置いてあったので原作は人気があるんだろうか…。
  • 杖と剣 王道ファンタジーのまさに王道展開なので別に本家のハリポタで十分じゃね?という感じ。まだ復讐部分に見どころがありそうなななつまのほうがマシだと思うけど、正直どちらも自分には合わないかな…。
  • シャイ 人助けの部分に目を輝かせそうな小中学生向けという感じで大人が見て楽しめる要素はホント少なかったという印象。続編ありそうだけど2クールやって敵に魅力がほとんど感じられないから次クールにつながるものがないように思うが…。
  • 異世界失格 物語の展開に工夫がいくつもされているので飽きない感じ。この作品で太宰に興味が湧いて図書館にて全集を読んでいる最中だけど、本家は重たくて読む速度は遅い。まぁ青空文庫で家でも読めるといわれたらそうなんだけど…。で、案外読めてしまうんだよな…。で、10巻以上ある全集のほんの一部だと、アニメがたくさんの太宰成分で構成されてるかどうかまだ判断はつかないな…。
  • まほあく 後半ちょっとダレるけど、話も動くし欲望をさらけ出すテーマが秀逸。
  • ふたきれ メロドラマとして十分楽しめるんだけど、一般的な人気がないのもよくわかる。最初姉age妹sageだったのが話が進むにつれて姉sage妹ageに切り替わっていく手法は上手いとは思った。
  • 魔王軍 うーん、これもダメなろうという感じ。主人公の動機が説明できてないから彼のパーソナリティが上滑りしてるという印象。脇キャラも使いきれてない。
  • アーリャ 一般的な人気は好悪別れてる感じだけど、個人的にはダメ側。主人公のトラブル解決の手際は悪くないけど、それまでのお膳立て、メインヒロインの魅力、そしてなにより取り扱ってるイシューのどうでもよさ。作画はキレイだけどそれだけって感じ。
  • しかのこ 勢いはあるけどそれだけって感じかな。ギャグが上滑りしてるように思ってしまって頭空っぽにして楽しめないし、かといって何か深いテーマが織り込まれてるとも思えないというか、たとえ織り込んであったとしても視聴者として掘り下げる意欲がわかない。
  • デリコス 注意深く視聴したら単純な子育てバンザイではなくむしろ逆、階級社会を維持するために停滞してる社会すなわち現在の日本というテーマは読み取れるので、そこまで行間が読めたらそれなりの作品とは思うけど、見てて面白いというほどのものでもないかな。
  • 女神のカフェテラス2 まぁどうせ続編が作られるんだろうけど、前期からしてこの作品が上っ面の軽薄さとは裏腹に、新しい共同体を模索するというテーマがあると思うんで、それがこの2クール目でも新しいモードが見られて個人的には満足。ちょいエロもギャグも脇役なんスよ…。
  • ハズレ枠 途中のエロ話で盛り上がったみたいだが、話のレベルは高くはないけど復讐譚としてそんなに悪くない感じ。
  • 義妹生活 しっとりとした雰囲気が最近のアニメ作品にないものがあって、不思議と退屈もしなかった。感情面の揺れ動きがメインなので話はほぼ動かないから人を選ぶ作品だとは思う。
  • 赤猫 働く人に向けたガス抜き作品としてそこそこよくできていたと思う。
  • パリィ 全編ギャグとして楽しむならアリ。シリアス部分をまともに受け取ってはいけない。ただ、そういう鑑賞方法でもワンパターンなので途中で飽きる。
  • 疑似ハーレム 予定調和だし、恋愛モノとして関係性が揺れることもないので飽きる人には飽きると思う。個人的にはそういうのが気にならずに雰囲気を楽しめた。
  • ばいばいアース 抽象度というより全体的な話が象徴性の高いものなのでそのキザさが個人的には上滑ってる感じかな。ちゃんと意味を汲み取って解釈するという手間をかければスルメを噛むように味わいも深いものとなると思うけど、解釈しようにも話がどんどん進んで流れてしまうので個人的には相性が良くない感じ。
  • ニーアオートマタ 凝ってはいるけど、話としては正直飽きる。深さはあると思うけどね…。とはいえ、原作がスタイリッシュさを狙ったと明言してるので、話の深さというのもそれほど大したものでもなさそうに思う…。
  • このふか 物語としてちゃんとした構成になってるけど、ファミコン版のドラクエのようなチープさがちょっと気になった。悪くはないけど視聴者にズズイと踏み込んでくるのが浅め。
  • ダン中 個人的にはこういうほんわかしたスタイルは気にならなかったけど、この切り口が面白いと思うかダメだと感じるかに尽きると思う。物語としてのパワーは弱いのでそれを期待したらダメだろうね。
  • モブから これもダメなろうの典型だけど、なぜか個人的にはダサいながらもストレスなく視聴完走できた。なんだろうな、ダメな要素を言語化しろと言われたらいくらでもあげられるんだけど、そのマイナス要素を全部足し合わせた結果、ドーンとマイナスが集積するって感じじゃないんだよね。主人公も結局ガチャに勝って俺TUEEEだし。ただ、そこはかとなく漂うペーソスとか、弱キャラの立ち位置が崩れない主人公とかに魅力を感じてるのだろうか…。いくら考えてもわからん。
  • ダリヤ ストレス要素がないからそれなりに視聴してしまえるけど、ご都合主義満載だし、なにもかもが中途半端な印象。主人公に共感できるわけでもないけど、だからといって反感も抱かないという。父親の死だとか人々の協力を得るとかという要素はわかるけど、そこにあのキャラが関わって魅力的な物語に引き上げてるかというと、あのキャラじゃなくてもいいんじゃね?みたいな感覚。
  • 僕妻 主人公が気持ち悪いという感想で大分人気を落としたようだけど、アレはそういう風に作ってあるんだろ…と思ってたら、まさかの原作者そういうつもりで作ったわけじゃない発言でズッコケた。この手の作品は主人公の相方がロボットである必要がなかったりするけど、これもその類かなーという。ロボットのような挙動を示す人間を媒介に、人間の持ってる感情とは何かを考えさせる…みたいな機能があるんじゃないかとも思うが、おそらくそれも原作者の意図したことじゃないよね。
  • なぜ僕 まさかのキミ戦作り直しで同じ原作者の作品では記号の使い方としてそんなに悪くないかなー。キミ戦はキャラのじゃれ合いがメインだろうし…って感じ。ただ、やっぱり世界観の作り物っぽっさはちょっと話のレベルからするとそんなに高くは無いよね…。
  • サクナ うーん、米作りという要素が高いんだからドラマ部分はそんなにクォリティ高くなくても仕方がないよね…とは思うんだけど、まぁそれじゃあ確かにたくさんの視聴者の人気は勝ち取れないかもといったところ。稲作と関係ないバトル要素はさすがに自分でも余計だと思うもの。
  • 小市民 とにかく扱ってる題材がどうでもいいに尽きる。女のしたたかさを描いて個人的に盛り上がりはしたけど、それって結局ミステリというか謎解き部分が長ったらしくてばっさり切り捨てたらと思うぐらいだし。ヒロインもねー。悪女なら悪女なりに、男を誑かす危険な女であってなお引き付ける魅力がある…だったらいいけど、そういうキャラ付けでもないしなー。
  • ファブル キャラは強烈だし話として面白いので、これがどうしても受け付けないってんじゃなかったら割と老若男女問わず楽しめるのでは。
  • アトリ ゲーム原作だからいろんな要素てんこ盛りでプレーヤーを飽きさせないという構造だと思うんで、個人的にはそんなにストレスとならず、投げかけてくるテーマを(深くはなくても)適宜処理していくので楽しめたけど、話としての完成度は確かにそんなに高くはないので人気が出ないのもわかるという。
  • マケイン 目の付け所は悪くないし、感情の描き方もよくって中盤までは楽しめたけど、個人的には面白さの勢いは終盤で途切れてしまった感じ。主人公がヒロインたちに寄り添ってそれなりの好意を勝ち取ってはいるけど、ヒロインたちの主人公に対する感情もその逆もイイ人どまりで全部中途半端なので、それってどうでもいい関係で終わってしまってるよね…。話の続きでもどうせその中間地点から近寄ったり遠ざかったりするけど、どうせ平衡地点で落ち着くのが分かるから、続編もキャラ自体の魅力とかシチュエーション頼みになるのが見えちゃうからね…。
  • 真夜パン 物語としてまとまってはいるけど、ギャーギャー騒ぐ割に物語としてのパワーは弱いので、ストレスなくそこそこ楽しめるという範疇に収まってしまうワナ。
  • 狼と香辛料MMTWW うーん、主人公とヒロインにフォーカスして作り直し前より良くはなっているけど、物語自体が大きく変わるわけではないのでそれなりって感じ。
  • 推しの子 3期あるけど。うーん、2.5次元の概要を掴むのには良かったけど、ステージシーンをそんなにねっちょりとやられても…。展開自体は悪くないけど、シナリオとしてよくできているかというと端的に言ってダメ。プロットをシナリオに落とし込む際に何かやらかしてる感が強い。ほんとトリビアぐらいしか見どころがないな…という印象。

4thQ2024アニメ終了番組短感

 まだ数本年を跨いで最終回作品が残ってるけど。

  • にごりり 続編あるらしいけど。コスプレというどうでもいい題材を使ってよくこれだけ話を膨らませたな…という印象。熱い話が多かったし、勢いがあってそれが冷めないのでなかなか見ごたえがあった。
  • 妻小 お涙頂戴モノとしてそこそこの出来だけど、結局設定を生かせず無理やりお行儀良くまとめたなという感じ。妻を昇天させるとはいうが、一度目は事故で仕方なく命を落としたのに、今度は妻を愛してるはずの夫が進んで妻を殺そうとしてるのがどうにもアカンかった。
  • ぷにる コロコロキッズ要素を逆手にとってよくもこれだけパロディとして突き抜けてきたなという感じ。まあ人気なのもわかる。
  • MFG 3期あるけどいちおう。物語として退屈なはずなのによくぞこれだけ緊迫感を持たせられたなといういつもの評価。
  • アクロトリップ 基本的な構図は悪の総帥と魔法少女がじゃれあってるだけなんで、ポモ要素を小学生相手によくぞ詰め込んだなという印象で、物語的に弾けてはいなかったな。ただ原作の半分までやったので、続編があればそれはそれなりに面白いのかも。
  • 合コンアニメ うーん、ストーリーとして面白いものでないのはそうなんだけど、女が男に媚びるしぐさを放棄して友達感覚で恋愛したら肩の力が抜けていいんじゃね?という切り口は個人的に悪くはなかった。
  • 嘆きの天使 陰実の主人公と比べてこの作品の主人公は本当に能力がないっぽいので、逆にその俺TUEEE要素の無さがコメディとしていい方向に機能してるのかなという感じ。日本という国柄にしても国のトップやリーダー、企業でいうと経営層や管理職がリーダーシップを発揮すれば発揮するほど日本の経済力というか国力はてきめんにダウンしてるので、ある意味今の日本を象徴する作品ともいえる。いちおう予想通り続編アリ。
  • 精霊幻想記2 どうせ3期があるんだろうけど。うーん、物語としてありきたりだしパワーは弱いのでそりゃ人気が出ないとは思うけど、個人的には丁寧な関係性や会話の積み重ねが割としっくりきた作品。実は今回出番の多かった俺サマ勇者の小物っぷりがなんか好ましく思った。主人公は品行方正そのものなんで、いわゆる人間らしさが全然感じられないんだよね…。なので脇役の粗雑さがいいスパイスになってるという印象。
  • 甘神さんち 連続2クールだけど。ハーレム構造だし安直に見えるから割と人気がないみたい。だけど、初期に見られた変わりゆく宗教観というか立ち位置の変化にちょっと惹かれた部分はあるし、ターゲット層が進路に悩む?中高生だと思うんで、ビルドゥングスロマンとしてはまぁこんなもんじゃね?といったところ。
  • やり竜 うーん、いいとこまでいくのかとおもってたけどね。面白い要素はあるけど広げた風呂敷をきれいに畳めてない感じはするね。
  • 歴悪 悪役令嬢モノと考えたらタイトル詐欺だけど、バカリベ批判だとか関係性の大枠にそこそこ見るべきところはあった感じ。
  • ぼっち攻略 最終回まで視聴すればアニメ版の狙いが明らかになって、そのテーマに関してはまぁいいんじゃね?とは思うけど、そこに至るまでがひたすら退屈。
  • 冥土様 うーん、久々に見どころがほぼない作品を引き当てた印象。ストーリーのダメさをキャラ造形や属性で誤魔化そうとしているように見えちゃうので、ダメさの底が二回抜けたんじゃね?という感じ。ヒロインの妹捜索部分が未解決なので続編があるのかもしれんけど、今までのシナリオがこれじゃぁ期待しろというのが無茶な感じはする。
  • 鑑定スキル 2期は第1話と最終話だけの出来が良かった印象で、だからと言って全体的の話のクォリティの低さはなんともならんかったなという感じ。脇役のキャラはちゃんと立ってるのに、物語上全然生きてこない。
  • その治癒師 最終話感想でも述べた通り、いろいろ不安な要素を突っ込んできて先の展開を読ませないように作ってあるけど、小手先の技術なので大枠で良くなってない感じ。前半魅力的に感じた@前田佳織里成分が後半になってしょぼくれたのも惜しい。
  • マジルミエ 最初に思い付いた概略とか要素は面白いものがあるんだと思うけど、ストーリーにしてこれだけダメにするとは…という印象。
  • 来世は他人 まぁアフタヌーン連載のアニメ化にハズレはないでしょという予想通り。社会は男が動かしてる…という構造はそのままに、ヒロインの存在感が物語の進行とともにインフレ化したのが印象的。
  • ネガグラ 個人的には紹介モノとしてよくできていたし、ドラマ部分もそんなによかった…というわけではないけど、ちゃんと最終回で盛り上がったので整ってた印象。主人公に魅力がなくて人気が出なかったみたいだけど、主人公がウジウジしてる小心者だからこそ、誰にでも釣りをする資格がある…という構造のように思うので、個人的にはこれが正解だと思うけどね…。
  • 夏目7 最終回は年明けかと思ってたら、旅の途中のアヤカシで終わってたwww。アヤカシとの関係性より人間との関係性をたくさん描いてたという変化はあるが、大枠ではいつもの夏目。まぁ固定客がターゲット層で、新規客もどうぞって感じなので特にいうこともなく。
  • 草ドラ2 まぁ物語としてまとまってるけど、ファンタジーとしてありきたり。


 星ニナ、妖はじは連続2クール、おーいトンボは年明け。あと、確保してるけど未視聴なのは、多数欠続編、トリリオンゲーム、魔王2099、結婚するって本当ですか、闘牌、鴨乃橋ロン続編、シャンフロ続編、ダンダダン、魔法使いに慣れなかった、村井の恋、SAOAGGO2、カミエラビ2、話術士、って多いなwww。割と人気作も残ってるのでどうしようかと迷うね…。ちなみにチ。は図書館に原作があったので全巻読了した。正直アニメ化するメリットも感じられないのでアニメ視聴はしない方向で。