D4DJ#12

 サンセットステージに向けての新曲にはラップバトルの要素を取り入れることになって…の巻。今までもメンバーの雰囲気が険悪になりそうになると、そのたびにりんくがブレイクして事態を深刻にせずに前進させてきた描写は数多くあったんだけど、メンバーをつなぐ中心にりんくがいるという構造ではなく、今回のようにりんくがピンチの時にはほかのメンバーが仲を取り持つなど、有機的にネットワーク構造が保たれるという形になってるのが今回は鮮やかに示されていたというか。クライマックスでりんくがラップにつまずきそうになると、その雰囲気を察して真秀がDJの技術で支援するとか、まさに場をコントロールするというDJの真髄が急所で示されるとかもうね。
 OPには前山田を持ってきてるし今回はZAQを連れてきてるしで、JPOPのなかでは本流ではないんだけど、逆にゲームやアニメではキラ星のようなアーティストなので、こう華やかなおもちゃ箱のような感じで個人的にも音楽面はけっこう楽しんでるって感じ。次回最終回なのか…。名残惜しいことこの上ない。