ステロイド

 この作品のテーマはやはり前回述べたとおりでほぼ間違いなさそう。なんか後輩ちゃん達の入部で区切りがついてしまって少々物足りない感じではあるが、いちおううまくまとまったという。きら星チャレンジがヤマ場だったろうから、後輩ちゃんとの活動を盛り上げちゃうわけにもいかんわな、確かに。
 きら星チャレンジの活動の様子、妙に懐かしかった。勉強会とか大学の読書会だし、研究発表も卒論の中間や最終の発表にかなり似てる。こういう経験を高校生の時にやってると、あとがラクなんだよね。
 言いたいことは前回にかなり尽くしてるので、今回改めて言及することもないかな。まぁ絵も崩れないし、キャラ配置の妙は原作由来だとしても、もともとは連作四コマを構成してドラマ性を高めてるのはよい手腕だったとは思う。それでいてメッセージ性がグイグイ迫ってくるのも、最近の作品の中ではちょっと珍しいほうかな。

ランウェイ

 なんか一応フォーマット通り登場順の入賞順位だったという。ただし綾野は辞退。テキストの流れでは、心が一番にならなければ退場という追い込みだったから、彼女をドラマに絡ませるのであればそれ以外の選択肢はないでショって感じなので、可能性としては一番だったと思っていたのだが、まぁ原作読んでない自分としては結果論ってとこかな。綾野はバイヤー数を上回るのが目的だったから一番を取ることは視界の外ってのはうまい処理方法だなとは思ったんだけど、発表会の構成がテーマをそれなりに踏襲していても名刺数を稼ぐことに注力しているのがまるわかりだったので、それショーにとって失礼じゃね?とは思ってた。普段着と晴れ着を交互に登場させるとか、発表会というより商談会だよね。晴れ着のほうが普段着を売るための引き立て役ってのは面白いとは思ったけど。
 おかっぱくんの順位自体は不思議でもなかったんだけど、その根拠はやっぱり文化的資本の差なんだろうなと個人的には思っているが、それは別に今までの描写で言及されているようにも思わないし、おそらく原作のこの部分でも匂わされてないんじゃなかろうか。とはいえ、これは心の発表でも綾野の発表でも、というより、作品全体に言えることなんだけど、デザインが優れているかどうかは、視聴者が目で見て判断できるようなものじゃなくて、「そういう結果にしたんだからそれで納得しろ」という部分が強くて、それは仕方がないことなんだけど、正直しんどいなとは思った。
 途中から参入の心ではあるが、これ、ちょっと気になって前回見直してみたら、おそらく彼女自身がランウェイで来たスーツ、マネジャーに対する敬意だったんだなと気付いた。結局一位になってモデルは退職ってことになったように思うんだけど、なんやろ?、マネジャーがそれほど心に入れ込んでいるんだったら、二足の草鞋を履かせたら良いのにとか思ってしまう。ヘンな話、心はモデルの才能としては天性のものを持ってるという設定らしいので、そうなのだったら、今回の入賞を期に、たしかにデザイナーに集中させるしかないんだけど、モデルの仕事も片手間にやらせたら?みたいな。自分がモデル事務所の社長だったら、マネジャーにスケジュール管理をそういう方向性でやらせて、心のモデルとしてのリソースを最大限マネタイズするがなぁといったところ。というか天才というのは得てしてそういうもんだろうし。まぁ千雪の努力をみたら、デザイナーに集中してたら体作りがおろそかになってしまうだろうからそういうわけにもいかんのだろうけど。
 というわけで、全体を振り返ってみたら、正直なところ、前半は今までデザイナーだとかモデルを取り扱った作品なんて極小だったから物珍しさも手伝って凄い勢いがあったけど、後半はドラマ部分に振りすぎて、せっかくの勢いを殺してしまったかなという印象はある。が、全体的な出来をみたら十分バランスは取れてるし、実際自分も楽しんでいたので問題ないレベルだとは思う。トリビアってんじゃなくて、業界ならではの要素をもうちょっと強めて紹介してくれたら、その物珍しさが自分の中で長続きしたんじゃね?という思いがあるので。
 あと、女子キャラの造形が素晴らしかった。千雪の肝っ玉母ちゃん的な性格なのにメソメソして弱いところを見せてくるところとか、心の、気弱な性格なのにモデルのときにはダークな雰囲気を撒き散らしてるとか、普段はおっとり系のおねえちゃんって感じで所作も女の子女の子してるとか、もうふたりともサイコーなわけで、これでモデルやってるぐらい顔もスタイルもよいとか、ファンタジーにもほどがあるというか。
 まぁアニメ版としてはそれぞれのキャラの展望を示して終わりというのも、区切りをつけて映像化したんだろうから続編の有り無し関係なしに無難だし、ええ物見してもらいましたってな感じだが、上記の通り、もうちょっと作り込めばもっと支持は得られたんじゃなかろうかといったところ。もしかして原作漫画の方はもうちょっと服のデザイン、読者に納得できるようなものになってるのかなという疑問もあるが、わざわざ調べてみるつもりもない感じかな。

シャーロック

 うーん、全体的に面白かったのだけども、ジェームズが闇落ちしたのは個人的にはいまいちノレなかった。穴の空いたポットという比喩も、最初聞いたときは困惑したし、それもあとからミスリードなのかなという気もした*1。ジェームズがサイコパスであるという設定も唐突だったし、そうだとしてもそれを踏みとどまらせてたのに堤防を決壊させて、ジェームズに仮託している記号はなんなんだろ?みたいな。母を痺れ殺したのもまぁ狂気といってよいものなのだけども、子供の無邪気さとしてはそう飛び抜けたものではなくって不幸な興味の持ち具合ぐらいと考えてもおかしくはないので、割とそのへん深層心理部分で道を踏み外していてもなんとか社会生活を送っていけている人たちのメタファーとしてうまく機能すると思っていたんだけど、結局連続殺人だからなぁ。舞台が歌舞伎町という特異ではあるが、割と下町風情をまとってる、いわば庶民の立ち位置に立っていたわけで、それが結局の所シャーロックもジェームズも上級国民の贅沢な悩みがもたらす不幸って流れだったわけで、あれ、この作品のメッセージ性ってそういうことが必須なの?みたいな困惑があった。初期から中盤にかけての探偵長屋の持ち込まれるトラブルにたいするシューティングは、そういう人間なら誰にでもあっておかしくない弱さだとかそういうものにフォーカスしてたと思ってたんで、経済的な弱者なら鬱憤を晴らそうにもその手段がないものを主役級のキャラに与えてメッセージとして何を訴えたかったの?ってな感じ。
 ドラマとしてはよく出来ていると思うし、構成もよく考えられているとは思うんだけど、そういうメッセージの部分として自分にはあまり深く刺さるものがなかったので、終盤のジェームズが壊れたあたりからはコレジャナイ感が半端なかったというか。最初っから理解者はおろか可能性すら奪われている人が急増してるこの世の中で、(恵まれてるけど)「理解者を失ってつれーわー」と言われても…みたいな。20年前、いや10年ぐらい前ならこれで通用しただろうけど、今の中高生にコレ刺さるのかなぁ?といったところ。わからんけど。人間を描こうとしているし、その範疇ではうまくいってるとは思うのだが、誰に向けて発信してるんですかねという。

ルフレ、293一足先に四枚確定。

 新たな部活動に所属することなく、野良で臨時グループ入りしてイベント参加してる。で、当日の昼まで放置してようやっと臨時グループに入ったら、結構Lv低めのユーザーが多かった。で、割と自分のptで勝ち点を稼いでいた模様。なにせ下位SRは久しぶりの293。3月あたりに一枚イベント報酬になるだろうと思っていたのだが、その予想が当たった形になる。
 実はリンドリサ終当日は、夕方からの二戦は寝過ごしてしまい、気がついたら日を跨いだ1時になっていたことがあった。やっぱりリンドリロスがかなりのショックだった模様。まぁ293は四枚取りするつもりではあったので、700万pt獲得必須だからpt配分をどうするかだけの問題だったとはいえる。ただ、試合をコントロールするためには、やはり終了間際に叩かなくてはならず、となれば100コンチャンスも使えないし、部活動に所属してないから部長の喝も利用できず、pt上乗せ効果が得られにくいからどうしても効率は悪くなる。
 で、リンドリサ終当日は、なんか臨時グループの他のメンバーも総掛かりで勝ち点が得られてなくて、結局翌日自分が昼に必死に叩いて下位SR確定の勝ち点9点目を無理やりもぎ取った。対戦相手は一殴りの獲得pt数が自分と比べてなんと倍あったようで、相手の部員二人が二人共参戦してたから、殴り勝負に出られたら負けていた。勧誘サポートの50コンボが続く10分間、休むことなく200万以上叩いていたので、それで相手の戦意が挫けていたと思う。
 ただ、それでもリンドリサ終当日に稼いでなかったptを稼ぐのけっこう大変だった。が、それも先程の対戦で稼いで終了。
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 700万報酬getのシーン。


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 四枚確定。四枚目、圏内の表示だが、反則技を使ってない場合、勝ち点が減らされることはないので基本的にはGET済と同じ扱い。というか、三枚目まではノルマを達成したら即プレボに入るのでget済なんだろう。勝ち点報酬はイベントが終わって集計後にプレボに入るので、イベント中には実際にはGET状態にはならない。そういう違いかねぇ。
 最終Max攻25k超えは最近の攻寄りカードでは平均的なステータスになっているが、それでも一年前の[ドキドキアンクレット]4Mex+マカロンや、 [頼れる相棒]4Mexとそんなに変わらないステ。どうせリングでもう一枚召喚してExにするつもりだから、おそらく293のカード中では攻が1つ頭抜けるだろう。


 実はハンターでは無駄に炭酸を使ってしまった。初期のごほうびをちら見したら、ぷち用ケーキが取れそうな気がしたのだ。ところが所定の獲得ptに達するだろうと思っていたら、全然次の報酬に現れないのでよくよく確認したら、要求pt数を一桁間違っていたという。要するに、それまで稼いだptのさらに9倍を稼がないといけないことが判明したのだが、とても炭酸が足りないのでなんて馬鹿なことをしたのだろうとちょっと後悔したという。というわけで、炭酸をかなり消耗してしまったので、しばらくは回復するステージだと思う。さすがに来月のレイド報酬とか、月にして連続するとも思えないが。ハンターは月石で下位SRは確定なので、喩え夜激を他人に狩りつくされても四枚獲得は苦でもなんでもないが、対抗戦で勝ち点が得られないと四枚目getは個人の努力ではなんともしようがないので、ちょっとばかり気を遣うことにはなる。ともあれ、無事293を確保できて安心の限りではある。

*1:アレクとジェームズで1つの完成されたポットなのでは?