はてな#4
ちょっとビックリした。夜中に活動して変身する魔法少女、しかも手品というモチーフだと、往年の作品が次々と浮かんでくるのだが、これもそういう昔の女の子アニメによく見られたモチーフを利用した、萌え豚目当ての作品なんだと思っていた。だが、ちょっと今回は不登校児に対する一つのケースとして渾身の出来という印象。ひきこもりからの脱却というモチーフは、天使の3pが思い出されるが、あれも個人的な特異的能力が救いの手になるという構造だった。あちらは自分を救うのは自分であったから、今回の話のように他人を救うというのとはちょっと違う。ただ、あちらもシリーズ構成雑破業だったし、この作品もそうなのはなにかしら因縁を感じる。
天使のほうは、主人公が持っていた音楽の才をまず他人を救済することに使い、その過程で自分も救われるという構造になってた。これは「自分が本当に欲しいものは他人に与えることによって得られる」という知見そのもので、このこと自体はおそらく反論のしようがないものだと思う。だが、この構造の欠点は、他人を救うような力のないものは永遠に救われないという残酷なものである。普通贈与の主体は大人なのであって、子供は贈与を受けるものである。他人に与えるようなものがない者は野垂れ死ぬしかない。
なので、今回、主人公がヒロインの妹ちゃんに指南して問題を解決してしまう構造は、天使…のよりは一歩踏み込んだケースワークなのであって、なるほど考えとして進歩してるんだなといった感じ。ただ、その分テキストとしては結構ハードルが高くなってる。ヒロインの妹ちゃんが学校にいけなくなった理由が、これはもうなんともブラックボックス様の巧妙さ。まず、妹ちゃんはいじめられてるわけではなく、クラスで絶望的に孤立してるわけでもない。そして真の理由を聞き出せる存在がいるというのが、これはもうボトルネックでしかないわけで、これええんかな？と思うほど。
それさえクリアしてしまえば、あ～なるほど対立の原因に触れずに、論点をずらして人間関係を再構築するのはうまい方法だよなということになる。
はてなはこれはよくある家庭の親のモデルであって、親としては学校に行かせようと必死なのだが、その目先の成果を求めるあまり、そうなった原因や構造をすっ飛ばすのはよくあること。そうやって家族関係が一旦こじれてしまったら、もうこれは家庭内で根本的解決をするのはムリなのであって、そういう人間関係から独立した人間を他所から連れてくるしかない。これは天使の…の後半で離島のトラブルを解決してたのと同じ構造。ただ、今回の話を見る限り、もうちょっと一般的なケースに落とし込まれていて、はてなはよくある母親の立場、主人公はその旦那というか、妹ちゃんにとっては父親ぐらいの立場になる。一家の大黒柱が男だというのが認知されていた過去だと、逆にはてなは父親の立場、主人公は母親の立場だったろう。この場合、母親と子供の関係が濃密な場合、父親は普段からこういう立場に立っていなさいよ、そうすればこういうトラブルが早期発見できた場合は対処しやすくなりますよという提示になってる。
ほんでもって、子供同士のトラブルだが、これが巧妙なのは、おそらく原因がいじめであっても解決の可能性がありそうなこと。イジメ側は自覚的にやってるわけで、絶対にイジメをしてると認めるはずがない。だから、いくらイジメの証拠を突きつけて解決を図ろうとしても相手は絶対に認めようとしないのだから、話は平行線になる。なら、論点をイジメから逸らして新しい人間関係を作るしかない*1。仮に当事者がイジメの解決についてなにがしらやってみようと思ったり、実際に試行錯誤しようとしていたとしてもできなかった可能性が大きいわけだから、そこは他人が介入するしかない。
なので、これは原因を特定でき解決に至るような他人が得られるかどうか、対立原因をペンディングして新しい人間関係を構築できるようなネタを用意できるかどうか、のかなりハードルの高いものを2つも用意できるかどうかにかかってる。まぁ言ってしまえば、現実には用意できないからこそフィクションとして美しいとしか言えないわけだが、ただ、うまくハマれば決して応用の出来ないテストケースではないので、そのへんは各自臨機応変に考えてくれってなもんだろう。論点そらしは奇術でないといけないわけではないし、利用できるものを利用してくれってことだろうし、むしろ奇術に頼ろうとしたらダメまであるだろう。
しかしなんだな、おそらく原作でもこの順番になっているんだろうけど、メインキャラの馴染みが終わった瞬間のタイミングでこのエピソードを持ってきてるのは、原作でも、この原作を持ってきてアニメにしようとした側も、これを読んで(見て)欲しいからこそのこの位置なんだろうなとは思う。
ちょっとドライな話になるが、学校の機能は2つあって、一つは選別、もう一つは社会化と言われてる。今回勉強はできるのになぜ学校に行かなくてはならないのかという妹ちゃんの問いについては、選別という機能は学力があるということでクリアされるが、もう一つはクリアしてないでしょという形で用意されてるのがこれまたよくできてる。それも妹ちゃんに直接答えてないのがまた巧妙なんだよね。まぁ結果として答えてることにはなるんだけど本人には決して意識させないという。「大人は子供の質問には答えない」ということなんだけど、なんでそうなのかわからんのが多いだろうな。
黒猫wiz、いよいよ最終の魔道杯。
なんか嫌な予感がする。毎日10連引けるガチャが実装されたのだが、大体半分以上は虹、それも複属性Gが引けるので、枠がパンパンになる。ステータスも悪くないし本当ならよろこぶべきものなのだが、もうカードのありがたみもクソもない。このガチャ無償クリスタルでも引けるのだが、毎日100補充されるし、自分の垢だともうクリが3000ほどもあるので、十分すぎるほど。該当スレでも手持ちのクリ殆ど使って実装済みの複色Gのほぼ全てを5凸までしたなんて書き込みまである。別にそこまでやっても構わないとは思うんだが手間もかかる上に虚しいんだよな。
しかしそこまでやってくれてるから、もう殆どのユーザーがステータス高めのカードを揃えてるし、そうなると魔道杯も激戦になりそうな予感。ただ、サ終なので、そんなに参加者が残ってるかなと思わなくもない。サ終決まってから魔道杯でも参加者が半減ほどしてしまって、ここ数回はMP満タンを消費するだけでほぼ500位以内に入れていたから、時間を取られることも以前ほどではなくなっていたのでこの程度だとバランス良いなと思っていた。ただ、やはりサ終決まってから残ってるユーザーが、最後の魔道杯だからもういいやと退場することもないだろうから冒頭の嫌な予感につながっていく。しかしまぁ仮に500位以内に入れなくて、報酬カードと綺晶が入手できず、5凸できなくても、そのカードを使う機会ももうないわけだが。
どうせまた後で書くだろうが、正直なところレア度Gが実装される前、最高レア度がSの時期のほうが個人的には楽しんで遊んでいた。毎回ではなかったが、イベント専用のストーリーがあったし、その分カードに描かれていたキャラに思い入れを今より遥かに持っていた。複数の素材を集めて合成し、レア度を高めていく過程も、フツーに考えたらめんどくさいんだけど、それでも今の同カードだけを重ねてレア度を高めたり限突するより楽しめていた記憶がある。Gが実装され、もうBやAどころかSですらお呼びでなく、手持ちのS以下のカードが攻略するにはもうゴミになってしまったのが仕方がないとはいえ、寂しいものがある。なので実はそれら昔お世話になったカードが捨てられずにいるんだよな。
ガルフレ、カリスマ終わる。
なんか不思議な感じ。カリスマのグループ分け、累計獲得ptでなされると思うので、いつも初日は5万pt超えるぐらいの、メダル3☓2=6個で止めてる。今回もそうで、しかし2日め、5位以内に入ろうとちょっと頑張ったらなんと3位になってしまった。累計獲得ptもそれなりに多くなったので、3日目は厳しい班分けになりそうだなと思っていたのだが、22:00に切り替わってアピール2回(手持ちのリソースではそれぐらいの♥しかない)してみたら、一桁上位になれてしまう。オカシイと思っていたのだが、カリスマ終了30分前に走って、メダル3☓3=9個未満のデイリー獲得pt7万台でなんと1位になってしまうという。2日めまでのメダルの総数が28だったので、もうメダルを獲得するためにさらに走る必要はないのだが、レターを2周めまで確実に取るためにアピールを続けたら一度抜き返されたんだけど、おそらくまた一位になってるはず。まぁ班分けが累計獲得ptでされている以上、おそらく自分と同じようにもう二日目でメダル30枚の寸前になってるユーザーが多かったから、別に最終日にシャカリキに走らなくても三枚取りで満足してたのが多かったのかもしれないが、個人的な経験では二日目三日目連続で上位になれたことなんてなかったので、面食らってる最中。
ちなみに今までより走っていても、前に取れたマカロンには全然足りないぐらいの数しかカリスマシールが貰えなかった。一個目(カリスマ三日間)は20枚のカリスマシールが必要なんだけど、半分ぐらいしか取れてない。ランキングは6000位前後だったから、下位SRは四枚取れている模様。
ん？、今回はイベント終了直後は個人のランキング該当欄がハイライトされない模様。
