スパイスミル二弾

 別途注文してたのが先程届いた。今度は米密林。前回石材で出来ているのが欲しかったと書いたが、その石材のやつ。
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 いつも米密林で注文すると、国内は大抵佐川ロジスティックスに引き渡されるのだが、今回はなぜか郵便局。持ってみるとなんかずっしり重たい。



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 2個注文した。蟻特急で木製のが2個あるし、1個でいいだろうと迷っていたのだが石材だし、密林のレビューでも使っていて割れたとか欠けたとかを画像付きで上げてる人が複数いたので、用心して2個えいやっとポチる。2週間で届いた。



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 箱を開けてみると中身はコレ。梱包を持って揺すってみると、なにやらガチャガチャいうのでおかしいと思っていたのだが、なんと動かないように緩衝材を詰める…ということをしてない。破損対策がパッケージを覆うプチプチと、乳棒乳鉢がゴツゴツあたるのを防ぐダンボールの紙片のみという。トラッキングをみるとケンタッキーからはるばる運ばれてきたのがわかるのだが、割れずに届いたのはなんと評したら良いのか迷う。実は先日やはり蟻特急で紅茶用の急須が届いていたのだが、そっちのほうがよっぽど割れ対策がしっかりしてた。



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 製品全景。これこれ、こういうのが欲しかったんだよ。乳鉢の凹み面と乳棒の当たり面が密着するタイプ。いろいろggって探したのだけども、このタイプはEbayぐらいしかヒットせず、大抵英国のセラーで、二番手に米が来るぐらい。しかも本体も高いし、何より送料が高い。送料が酷いときは5000円近くになったりするのだ。
 ちなみにこれ、本体価格13.49USDで、送料は1個で8.81USD(2019年11月2日現在)。自分は2個注文してその時の送料が12.63USDだった。Payment Grand Total:JPY 4,466と書いてあるので1個あたり2233円になる。


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 米密林でもこの表記だったのだが、おそらく顧客用の商品名はMushroom Mortar and Pestle Set。乳棒の形からマッシュルームと称しているのだろう。石材は大理石。カッラーラマーブルとあるが、本当にカッラーラで採れたものなのか、カッラーラ風の大理石なのか判断はつかない。大理石、モース硬度は3程度だし、もともと石灰岩が熱変性を受けてできたものなので、石灰岩の脆さを考えるとあんまり感心する石材ではない。ggってヒットするこのタイプのものの石材は大抵花崗岩であることが多くて、そっちのほうが安いしなんでそれを使わないのと思うのだが…。


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 乳鉢の凹み面と乳棒の当たり面のアップ。側面に見られる磨き加工が見られず、おそらく粉砕に適した仕上げだと思われる。乳棒の一部にザラメではなく条痕が見られるが、これが雑な仕上げなのか、それともすりつぶす目的にわざとこういう加工にしてあるのか今一わかりにくい。



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 前に買った木製のとの大きさ比較。今回の石材のが少々大きい。大きさは高校の化学の授業で使った乳鉢と殆ど変わらない印象。


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 早速胡椒粒を潰してみる。大理石の素材からしてもちろん振りかぶって突き崩すのは厳禁だと思うが、強く圧迫を加えながらすり潰すようにすると、確かに木製のよりは潰しやすい。持ち手を振り子のように傾けながら潰すのもよいだろうし、持ち手を傾けず独楽のように回しても十分目的は達成される感じ。圧迫を加える力は木製のと大して違いはないのだろうが、乳棒の重さも相まって効率よく擂り潰しているような感じはする。



 販売元はHarold Import Co.で、略してHICというらしい。これもggってみると米の企業らしい。一番気になっていたのはどこ製かなんだが、案の定アジア製でメイドイン台湾。香港Ebayもggってみたんだけどそこではヒットしなかったのだがどうなんだろ?。台湾あたりだったら直接取引で送料もEbayで下手したら無料とか期待するんだけどなぁ。ただ、検索での当たり具合から想像するに、こういう製品最も需要の大きいインドあたりだとそこらへんに転がっているような石で現地流通してるだろうし、それ以外の国だとまさにヒットしたアメリカやイギリスなどの「ちょっと意識高い系」の消費者ぐらいしか需要がないってことなのかと思う。


 木製の使用感のエントリーをUPした直後、以前見たはずの石を使ってスパイスを擂り潰してチャイを作る動画、おそらくYoutubeで見たはずと視聴履歴を漁ってみたのだが、見当たらなかった。
 こうやっていろいろ購入遍歴をしてみたのだが、一番カネがかからない方法はやっぱり川っぺりにでも行って適当な石っころを拾ってくることなんだろうなとは思う。