式姫の庭のサ終の衝撃からかなり精神的に落ち着いてきた。

 まぁあいもかわらず庭について書き散らしているわけなんだが、この行動って要するに喪に服すということなのではなかろうかとふと思ってしまった。特に逝去の直後は精神的に不安定だから仕事?をするにしても使い物にならないだろうし、故人を偲んで思い出に浸れるときに思いっきり浸ってとにかく悲しみを吐き出すということはそれなりに合理性のあることなんじゃなかろうか。


 さて、庭というより式姫のキャラクター性だが、本邦だけでなく海外のスピリチュアルなものを題材にとってきているわけで、そのへんの取捨選択の優先順位がよくわからないところではある。が、ゲームを始めるに当たり、運営も基本種にはそれなりに思い入れを持てるものを選んだであろうし、レアリティが高くなるにしたがってどういうものを系列に加えていくかの概略も決めていただろう。
 で、キャラクター化なのだが、これはどちらかというとマスコットキャラのデザインが基本。面白いのは特に初期のキャラクターは「女神」をモチーフとしてる回復姫以外は、女性キャラクターなのにセクシャリティが不明なものが多いこと。ソシャゲだとたいていキャラクターのセクシャリティははっきりさせるのが定番だと思うんだが、これは思い切ったなと当時もぼんやり思っていた。あと、自分が興味を強く惹かれた要素である「和風」であること。特に自分がやられたと思ったのは、
f:id:corydalis:20190729201929j:plain
 基本種の天女。自分、別に天女が推しキャラでもなんでもないのだが、このキャラデザの画風、特に羽衣を形作ってる毛筆でずももももっと描いたこの力強さにちょっとした衝撃を感じていたのだ。もちろん他の基本種もだいたいが強いタッチの絵柄ではあるのだが、この羽衣にはかなわない*1と思う。結局サービスが継続していって、新しく式姫が追加されていくわけなんだが、それらはだんだんアニメの萌キャラに近づいていってしまい、別にそのキャラデザがダメだというわけでもないんだが、なんかせっかくの和風テイストを潰してしまわなくてもという気はしてた。


 庭に出したときのドット絵もあって、先日述べた通りの「遊び」のアクションなんかも楽しみの一つではあったのだが、時々恒常キャラの使い回しから、リデザインされることもあってちょっとした楽しみもあった。まぁ他のゲームで使っていたものからの使いまわしということもあるのかもしれないが、そうだとしても派生キャラにも専用のドット絵が加わるというのはちょっとした変化として嬉しいものである。


 他のゲームの使い回しがコスト削減の有力手法ではあるのだが、どうやら物怪のデザイン、それも女性にちなむものは庭オリジナルであったらしい。特に特別な物怪に採用されているゆきわらしだとかカラカサだとかその他結構そういうものであるらしい。


 キャラによっては露出が高いものもあるのだが、やはりセクシャリティを強調しない方向のキャラデザだったのが、このゲームを落ち着いたものにしてたんだろうなと思う。自分、気がついたらやってるゲームの殆どが女性であることを押し出したキャラデザのものが多くって、やはり庭にはそういうものより心のオアシス的なものを求めていたんだろうなと思う。



 サ終を控えて、攻略の楽しさの片鱗を味わったのもありがたかった。攻略組の育成に取り掛かり始めた頃にサ終が決まって残念ではあるが、それでも裂け目を黄泉平坂更新の度に攻略していたか?といわれると疑問だ。サ終が決まった直後の虹五連で一枚引いたとはいえ超知流改は作っていたと思うが、その後に育成した超ファラだとか京織姫、京閻魔、京やたのひめあたりは、ログボで虹チケを毎日三枚、黄泉平坂報酬が豪華になった、素材回収の討伐地の回数増加、合成確率ボーナス、庭コンの報酬が豪華になったなどの原因が大きいので、サービスが続いていたらいなかったと思う。自分でも特別な式姫極の憑依も含めて攻略組がかなり充実したなと思ったのだけども、結局裂け目は新規追加も含めた子~亥の全13ステージのうち、クリアできたのは5つだけだったから、やはり重課金の方々には敵わないなと思った次第。


 庭のサ終で、自分のメインPCのCPU負荷が結構下がっていてこれもちょっとした寂しさがある。負荷が下がったんだから喜べば良いものなのに。ルーチンワークが大半で、時間もかなり喰うのでプレイ負荷も大きかったのだ。他のゲームと並行してたし、アニメを見ながらってことも多かったわけだが、デイリーで討伐地を周回して、金銀や各種の実、その他育成に必要なアイテムを回収しているとなんのかんのいって2~3時間をルーチンワークで消費してた。そうであっても、タブを常時開いて起動し放しだったし、旅行に行ってすらも毎日ログインだけは欠かさずしてた。気がつけば艦これに次ぐプレイ日数になって、愛着だけは艦これを凌ぐものになっていたから本当に残念である。
 サ終直後に吐き出したいものをすべて語り尽くしたわけではないのだが、それでも大体言いたいことは書けたかなという感じ。おそらく明日からは庭に関しての言及は少なくなると思う。

*1:次点で舶来の戦乙女f:id:corydalis:20190729213656j:plain。これ淡い色使いと相まって、まるでステンドグラスから飛び出してきたかのような画風。個人的には天女と戦乙女が式姫の良デザインの双璧だと思う