式姫の庭、ついに公式ダウン

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 公式トップページを再読込してみるとやはり白背景のエラー画面。予想通りだがやはり寂しい。公式が正式に切り捨てたって事実に直面して本当に終わりなんだなという感じはする。
 せっかくだから掲示板に書き込みをするかと試してみたんだけど、最後の最後で書き込みが不可だった。枝ごとのスレでは投稿するフォームが現れないし、それぞれの板のトップページのフォームでも投稿ボタンを押すとユーザー名を求められる。自分ゲソなのでおそらくゲソのユーザー切り離しがゲーム本体のサービス終了時に行われていたのかもしれない。アピリッツのゲームアカウントを持っていないからそこからの書き込みもできたのかどうかも今となってはわからない。
 やはりガチャ主体では有りながら、難易度の高い攻略をしないのであればレア度の高いカードをわざわざ課金までして確保しなくても、箱庭機能は十分楽しめるわけで、やはり収益性が高くなかったも一因だと思う。あとはやはりゲームジャンルによるユーザー獲得の限界かな。よほど運良く大当たりしなかったら、DAUの自然減でゲーム寿命が宿命的に決まっていたんだろう。
 あとサ終後一ヶ月経ってみると代替として他のゲームに手を付けたということがなく、わりとのんびりした時間を過ごしているから、結構時間的に縛り付けられていたのかなと思う。進化素材の確保やキャンペーンでの納品物集めはそれなりに周回を要求されるし、その討伐地周回は退屈そのもの。拘束時間が長いといったらかくりよもそうで、自分それがログイン時のハードルになって嫌になってやめているのだが、こうやって庭と比較してみると、おそらく拘束時間自体はそんなに変わらないと思う。となると、かくりよのほうに力を入れて飽きさせないような作業を盛り込んできているし、MMOならではのプレーヤー同士の縛りでログインを迫られるってところで、少なくとも目先の楽しさはかくりよのほうが上。庭は自分のペースでやれるのが一つのメリットであり、いつプレイを中断しても、ゲームの変化に追いつけないってことはないし、いつ復帰してもそのへんデメリットはないのだが、肝心の討伐地周回がルーチンワークなので、そこを乗り越えられなければ復帰するユーザーは少ないわけで、いくら中断復帰のハードルが低くても、カムバックさせる魅力が少なければDAUは減っていくばかりだろう。自分にはそれでも十分だったのだが、世の中のゲーム愛好家のなかでは特異な存在だと思う。
 どうしても、庭が続いていけた条件は何なんだろう?、自分にできたことは何だったんだろう?と考えてしまうのだが、仮に自分が月に数千円程度の課金をしていたとしてもムリだったんだろうなというのがわかるだけに、残当という言葉が頭から離れない。前にも述べた通り、おそらく庭は、式姫シリーズのキャラを流用して徹底的にコストを削減してニッチ層を拾う&式姫シリーズの裾野を広げるってのが目的だったのだろうが、草子も転遊記もポシャり、シリーズも衰退期に入ったと見てその役割をようやっと終えたということなのだろう。時代の徒花といってしまえば身も蓋もないが、個人的にはこれだけ思い入れを持って楽しめたゲームに出会えたのは奇跡だとして、大切な思い出になっている。