ウマ娘 プリティーダービー 第2話

 おーホンマやぁ。
 母親が早逝したとか、いきなりデヴュー戦で勝利するとか、一通り視聴してからWikipediaスペシャルウィークの項を調べてみるとまんまその通りで驚いた。残念なことにその次鼻差で負けるというのを目にしてしまったが、それ以上は読まずに済んだので以降の展開は未知のまゝ。本当に事実に沿って話が作られているっぽい。
 ちょっとオモロイと感じたのは、前回陸上競技からはちょっと遠いのかもと思っていたのだけども、まるっきり違うというのでもないのかなということ。ちょっと調べてみたら競馬のコースレコードはだいたい一キロあたり一分ほどで、1000mレースや2000mレースがあるので、これはちょうど陸上中距離女子の記録とほとんど同じなのだ。すなわち競馬の2000mと陸上中距離800mの走行時間が約2分。そして今回のレースの描写もスタートからゴールまでは2分20秒ほどなので、実際の競馬の体感時間に合わせてある。陸上中距離だとピッチは遅いから、そのへんさすがに馬の疾走感に合わせてあって、それが動画のダイナミズムにも繋がっている。まぁアニメにおいてライバルと競っているときは謎時空が発生してポエムを叫び合っている間は時間がゆっくり進むウラシマ効果や走馬灯などが現れるのが常なので、以降そうならないとも言えないとは思う。あと、レースの駆け引きは、そりゃ競馬そのものだと思うんだが、敢えて人間の競技にたとえるとすると、中距離走というよりは自転車競技っぽく感じた。
 確かにテキストを構成するエピソードはどっかで見たようなものではあるんだけど、現実に合わせてひねり出しているのだとすると結構力が入っているんだろうなと思う。今回ちょっと感心したのは、スペシャルウィークの幼少期のトレーニングで、砂を詰めたお手玉を避ける訓練のところ。サイレンススズカにラベリングさせて、レースシーンで答え合わせというのはよく考えられていた。スズカにツッコませなかったらおそらく大半の視聴者がスルーしてたろう。自分も余裕で気づくことはなかったろうという自信がある。 
 というわけで、思ったよりというよりはかなり丁寧に作られている模様。とはいえ自分競馬にはほとんど興味がないし、取り上げられている史実エピソードも全く知らないと思うので、価値がわからないと思う。かといって競馬について一々調べるつもりもないし、そのへんおとなしく視聴していこうと思う。