刀使ノ巫女 第7話

 どうやらパーティーの完成らしい。
 お涙頂戴仕立てなのはまぁそうなんだけど、個人的には前回視聴したのを思い出す(3ヶ月ほど間が空いてる)のに助かった。なんかキャラに焦点を当てた物語としてはありきたりだし、かといって大きな構造が本筋でもなさそうなので、どちらも中途半端なのか、それともバランスがとれたものなのかちょっと判断がつかない。
 沙耶香は大きな組織の歯車を脱するってところでは極めて現代的なテーマなのだが、そこを離れるとしてもやはり別の組織に属しなければならないし、拾ってもらえるほどの高度なスキル持ちということなのでなんとも贅沢な話ではある。これ、上司が沙耶香を人間扱いしてうまく籠絡して強固な人間関係を結んでいたら、ヘンな話沙耶香はどんな悪にも手を染めていてもおかしくないわけで、そのへんの葛藤を最初っから排除しているあたり単純な話作りではある。舞草も視聴者に対してあまりに無条件に善の組織扱いなわけで、そのへんもうちょっと仕込みが欲しかったかな。助けられたから無防備に全面信頼とかちょっと危なすぎる…、とはいえ今までの支援が支援なだけにまぁちゃんと描写はされているんだけどね。