SHIROBAKO 第16話

 コスプレで解決するものか。
 キャラデザが原作者のOKを貰うまでに四苦八苦する話。原作者としては同じ絵描きなんだから絵でコミュニニケーションできるべきなんて考えかなのかねぇ。基本文学は言いたいことは直接言わないものなので、そのへんクリエーターどうし伝わるべきとでも。そのへん契約ビジネスとは相容れない部分はあるわな。自分が本質を語ったところですべてを言語で語りきれるものでもないし、言葉にした途端ウソになってしまう部分もあるわけで、理不尽なようでもある程度はこういう部分はありそう。担当編集の仕事のデタラメさにはちょっとみたいな部分はあるが、逆にすべてが完璧だと「なんで問題が解決しないの?」という展開になってしまうわけで、物語の流れとしては自然なところ。
 しかしこうなんていうか、キャラデザに対する支援の厚さに泣いた。自分の場合こういうことはないというか、やはり具体的な指示は明らかに間違っているのに成果ばかり要求されて困ること多数。仕事の進捗ごとに上司の確認を取って確実に進めていたのに、その上司が手のひら返しをしたりするので理屈も道理もねぇなと打ちひしがれるばかり。やっぱ共通の敵なんかね。管理職とかむしろ敵と手を取って後ろから弾を撃つようなのばかりに当たったので、内弁慶もいゝところ。それって、組織としてこちらの処理能力が落ちるってコトなんだけど、そういう組織崩壊を自ら招いて後を濁して出世していったからなぁ。業界全体として沈むのは当然だわと納得はするけどツケ自体はなんともね。