原作者による、真面目に作ってますよ宣言。
うーん、やっぱりメタ視点でいろいろ考えると面白いように思えてきた。今回の各キャラが持ち込んでいる魔法みたいなものが現実や他の作品のものと競合すると世界が壊れるとかなんとかいっているのも、その魔法が現実に紐づけされた記号であるべきという主張のようにも思え、その範囲もいろいろありそう。例えば作品世界が現実のものと変わりがないものだったら、セレシア達のように具現化してもおそらく大崩壊につながることはないだろう。そのへん魔法のようなファンタジーギミックだけに留まらず、フィクションにありがちなご都合主義の域まで言及しているのかどうかはちょっとわかんないな。そこまで否定するとまさにこの作品そのものを否定することにつながってしまう。が、物語世界のキャラが具現化して大暴れして、主人公たちの世界ではやはり甚大な被害が出ているというのもリアルに紐づけされた事象というにはちょっとしんどいところがありそうではある。
一作品から一キャラのように見えるが、前回の仮説が正しいのだとすると、多数の視聴者に支持されたその人気一位のキャラだけが具現化するというのはそれほど疑問はないな。とはいえ、メテオラが自分が登場しているゲームが真剣に作られているというところからすると、そのへんの原作の志の高さも条件の一つなのかも。あと作品の原作者が死んでいたということだが、その原作者による改変がもしかするとそんなに重要ではないのかな。まぁ軍服の姫君が作品世界から一キャラづつ拉致してきたというふうにも見えるので、そのへんまだまだ謎が多いところではある。
