メルヘン・メドヘン 第4話

 なんか典型的な石鹸アニメになっちまってるなぁ。
 なるほど足りないのは覚悟ってわけだ。とはいえ、葉月にはヘクセンナハトの存在すらわかっておらず、その重大さに対してピンとこないのはあたりまえで、それをすぐ備えることを求めるのは酷。が、葉月は葉月で魔法を使う動機がオトモダチごっこなわけで、そういうふらふらした心積もりで魔法世界に受け入れてもらえるはずはないわな。逃げる云々のところで、あ〜やっと物語の変化の起点が来ましたかというところだが、ちょっと遅い感じだね。しかも制作が間に合わず第10話で中断ということを考えるとこれはちょっと仕事としては…というところ。
 戦いによって国力が疲弊し、独立国として資産を管理する能力がなく主権国家として解体寸前というところと、それを率先して画策するのが合衆国という構図が、あ゛ーといったところ。原作の柱の部分を外さなければシナリオとして崩壊することはないが、部分的に書き取りをすることで精一杯で、原作に有機的に張り巡らせた要素を解析してアニメ化に際して適切に再配置できているかどうかは疑問っていったところなのかな。いやまぁ原作未読なんでなんとも言えないけど。