魔法使いの嫁 第8話

 依頼の件はあれでいゝのか。
 まぁ原因はカルタフィルスで間違いないだろうから、解決とは言わないまでも手がけましたぐらいのことはいえるだろうけど。
 しかしやっぱもやもやするな。イザベルとチセの声当てを同じにしたからなんかの共通点があるってことなんだろうけど、髪の色が似ているぐらいで驚くほど一致点が少ない。使い魔にする過程も、そこいらの捨て犬を拾うぐらいの感覚のように思えた。まぁ最初っからチセが選り好みするという選択肢は物語上ないとは言えるんだが。
 今の所違和感のほうが強いんだが、割と誰でも助けようとするように見えてしまうのは新鮮。エリアスあたりは長く生きていそうだからそのへん誰が敵か味方かを区別するんだろうが、それにしても日本人の自分にとってはそんなものなのかなという感じ。いや、日本の昔話でもそういうのはたくさんあるのではあるが、現代日本だと割と見知らぬ他人に厳しいという感覚のほうが強い。その認識が原作者にあるのかどうかわかんないんだけど、あるという認識で誰でも助けようとする方向性にしているというのならそこにはなにかしら視聴者と作者で対話の余地があるということだろう。