ゴーンとりあえずなんここ終わった。

 なんここについては、まぁこんなものかといったところ。いわゆる実用モノってやつかねぇ。女が男を喰う話ではあったが、データベース消費からすると女にバリエーションがあるので、やはりどう考えてもおとこのこ向け。個人的には女の子がタイプではなかったし、シチュも強引なのであまりフックしなかった。


 ゴーン、いちおう数日前に書いたので流そうと思ったのだが、あれからまほよめを思い出してしまい、しばらくいろいろ考えてしまった。今思うとまほよめよくできていて、割と文学よりだったなあと。背景に気合い入れてるのはこの作品も一緒で、ゴーン普通に考えるとWWⅠ直後だと思うが、そうだとしてもちょっと都合良過ぎはしませんかね?といった感じ。まほよめは持って来たい伝承やフィクションがあったというのもあろうが、なるほど腹黒紳士の国ということを考えるとぴったり。
 まほよめ、作品の感想でも書いたが、あれ薄幸の少女と思わせて終盤でひっくり返し、勘違い地雷女が周囲を振り回していたんですよという提示にしていて、終盤が始まるまではひたすらミスリードというなんともひねくれた構成だった。なるほど自分で自分を競りにかけるというところを一番最初っから示しているわけで、冷静に考えると主人公のチセは地雷女であるという提示は最初っからなされているのであって、これはやられたって感じ。途中挿入されたリャナンシーのエピソードも、リャナンシーが名声と短命とのバーターであることを示して、ではチセとエリアスの関係は?と問うため*1の比較対象になっているのであって、あれ決して独立してるんじゃない。まほよめ、テキストとしてよくできているからといって、では自分好きか嫌いかと言われると、決して好みではないんだけど、改めてこう振り返ってみると確かによく出来ている物語だったと思う。


 さて、ゴーンだが、まほよめのチセが自分は悪くない悪いのは環境だみたいなのに対し、マーリヤちゃんは自分こそが不幸をもたらす元凶だと思ってる。まぁ二期でそうであるということが示されるのかもしれないが、少なくともこの第一期を見る限り、世の中が乱れているから単に不幸が多くなっているだけの話であってマーリヤが元凶だということはない。彼女もまた不幸に巻き込まれている一般人の一人であり、組織内でもどこにでもいそうな典型的な新人であって、彼女のやる気も仕事の出来無さも平均そのものといった感じ。だからこそ彼女に深みはもたせられていないし、今の所物語そのものも底の浅いものという形式になってる。但し、ルーキーをメインに据えているからにはターゲット層もM1F1程度までを想定されており、そんなに年齢層高めにも満足行くような深い物語に(やれるけども)してないのかもと感じてる。
 なんかこの作品意気込みは凄いけど物語そのものはつまらんな~(ハナほじー)って感じてたのだが、そもそもこれが分割2クールものだというのをあらかじめ調べておかなかった自分が悪かったのかなと思わなくもない。第2期つまらなかったらまぁやっぱりといったといった感じだが、そのへんは見てみんとね。
 
 

キッチンクリップとやらが壊れたので買い直し

 昨日だったか、袋の口を簡易的に閉じるキッチンクリップなるものが壊れたので百均に買いに行った。
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 これが新しく買い直したもの
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 自分、コーヒーを飲むことがあるのだが、毎日飲むわけでもなく、大抵一杯飲むと次また飲むまで時間がかかる。なので、保存を考えないといけないのだが、わざわざ保存容器まで買うのは馬鹿らしいと思っていた。なので、こういうものが欲しかったのだ。機能的には水枕のゴムの口を止める金具と同じ構造。包装袋を流用するし密封度は大したことがないのであまり期待してもアレなのだが、今どきの焙煎方法がよくなっているのか、昔と比べてこんな簡易的な方法で長期保存してもそれほど香りが飛ばないのが不思議。
 さて、数年前に買っていた製品がいきなり壊れた。力のかかる所こんなに細いので壊れてもさもありなんって感じ。
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 横から見ても、なんで素材をケチるのかと思ってしまう。
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 かといって本当に素材をケチっているのかというとそうではなく、飾りの部分がある。これダイヤル式になっていて見える数字を切り替えることができる。何日前に開封したのかとかそんなのを表示するためらしい。こういう主要でないところにコストをかけて本体の耐久を損なってしまうのまさしく日本的。
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 これは今日買った製品の、止めておく部分。長尺部分の構造が連続していて強度的にも今まで使っていたのとは違ってる。もちろん余計な機能は省略されてる。
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 これはヒンジの部分。何度も折り曲げたりして破断してしまうと、それ以降一切使えない構造。
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 これが本日買った製品のヒンジの部分。あまり強すぎる力がかかって壊れてしまったらアレだが、少々無理をしたぐらいだとはめ込みの部分が外れて、もう一度はめこめば再度利用できる余地を残してる。
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 両製品の比較。どちらの製品も2つ1セットだったが、本日買ったほうは挟み込む部分が長くなってる。ながければ長いほどいろんな製品に対応できるので使い勝手は良くなるのだが、逆に挟み込む部分が長ければ長いほど挟み込む力は分散して弱くなってしまうのでそのへんはバランスが難しいのだろう。



 さて、百均の面白いところ、このように製品のダメなところが改良されていくというところがある。しかし今回は良かったのだが、便利な商品が出ても人気がなければあっという間に無くなってしまうのでそのへんは残念な感じ。ヘタするとネットで見かけた製品いいなと思ってさらに調べてみる→どうやら百均で売っていたらしい→しかし現在はディスコンティニューということもあって侮れない。時代の流れが早いというのも良いのやら悪いのやら、改良も素早ければ、不人気商品消え去るのも早いってのはなんか変な感じがするねぇ。自分にとって便利な製品、なくなると思って買いだめしてしまうと改良されてショボンヌということもあるだろうし、なくなることはないだろうと油断すると販売停止って可能性もあって複雑な感じ。悩んでもどうしようもないことなんだけどね。

*1:もちろんエリアス、地雷女を引き受けさせられたトホホな存在