恋と嘘 第5話

 え゛〜、政府通知破棄はアリなんだ。
 この感じだと仁坂と高崎が過去関係があったとかなさそうな雰囲気。が、前回のヒキで顔見せしてた友人の登場からして高崎にはなんらかの秘密はありそう。まぁあってもなくても、あるかもって視聴者に思わせておくだけで視聴意欲を昂進できるんだからやらなきゃ損ってところではある。
 今回は立ち位置の確認と思わせて、しかし全然確定してなくてそのへんもやはりうまいといったところ。言動的にはそういうのがあるという風に見せてはいるが、仁坂の思いは性欲込みというよりはむしろ中性的なものかもしれずしかもバイでも通用するので、そのへんは少女マンガ原作だからどう考えても大きなおねえさん向きの造形。真田は天真爛漫という感じだが、地雷女なのかどうかちょっと迷うな。天然ということにおいてはむしろ主人公が他を寄せ付けぬ地位なので、これが神輿というのもなるほどなぁといった感じ。
 しかし政府通知破棄が可能とは。自分はてっきりカップリングを政府が厳重に管理するのかもと思っていたので、むしろ前回ちょっと考えたように餓鬼の数さえ確保できればあとは感知しない…、が、いちおう制度がある建前上基本的に指示には従ってもらうってのが本音(という設定)のような気がする。まぁそれなら規定の年齢に達するまでに結婚できなければ政府がめんどうみてカップリングでもよさそうなもので、さらにそれでも結婚を促すために、さらにある年齢に達しても結婚できなければペナルティをほのめかし、自由度は高いが基本的に結婚のみは強制って感じで構わないじゃんとか。
 といっても、結局のところ結婚しても子供を生まなきゃ意味がないということにもなるし、むしろこの作品は少子化対策のあれこれがテーマというよりは、やはりどこかに政府が庶民の生活を厳格に管理することに対する問いかけのほうが仕込まれてるんだろうなという気がして、まぁおとなしく先を楽しみに視聴していきますわといったところ。