恋と嘘 第7話

 くりぃむれもんの描写が地上波で日常化する驚き。
 いやまぁもちろん性交渉のありなしはあるんだけどな。前回もそうだったが、おっさんとしてはこの表現がアリなんだという驚きのほうが大きい。
 しかし今回もおもしろかったな。監視はないと理屈で説明してたが、換気口らしきところからのいかにも覗き見というあり方は、十中八九監視はあるよという表現であって、別室でモニターしているというシーンを入れるとあまりに生々しいからそれを避けたゞけ。まぁ今話題のトピックを絡めて言えば、世の中理屈だけで動くのだったら役所が公文書を改竄してまで国有財産をを横流しゝたりしないんだよお嬢ちゃんといったところか。
 今回の恋愛パートの充実は、国家権力の監視や管理という要素の残り香消しって要素も多分にあると思うんだけど、なんにせよ各人の行動台詞が良く考えられていて気が抜けない。要するにそれぞれの台詞が、各キャラが自分の言動が相手や周囲にどう影響するかを考えて決定されているというところ。奇しくも今回高崎がなぜそれを言わなかったかという説明をしていたが、別にそれだけではなくて台詞の全てが多きにしろ少なきにしろそういう風になっている。だから視聴者としては台詞についてその意図を探らざるを得なくなっているし、その探るという行為自体が楽しい。
 あと周囲の説明が充実してきた。役人の過去話で、あの男のほうのネジに対する働きかけの動機も明らかになったし、そうなると前回能天気に発言していたもう一方の役人のねーちゃんのあり方もやはりなんらかの動機がありそう。かつて結婚を迫ったぐらいなのにあの能天気さは当然なんらかの理由があるはず。あと妹が出てきたのも安心。前に言ったように一組のカップルで二人以上生まなくては少子化の解消にならない。ようやく折り返し地点でキョウダイが現れて自分的には胸をなでおろす結果になった。しかし10歳以上の開きだよ。あの父母、二人目ができるまで政府にせっつかれてたんだろうなという気がするが、それは今後描かれるのかな〜。
 でもなぁ、結婚相手がいると宣言できれば政府通知を断れるんジャン。