恋と嘘 第3話

 仁坂はきっとそうなんだろうなとは予想できはしたのだが、結構早い答え合わせ。
 うーん、リアリティはないと断言できるんだけど、しかし結構面白いな。普通こんな言動しないでしょと頭でわかってはいても、でもそういう言動をするからにはきっとこんなことをキャラは考えているんだろうなみたいに視聴者の想像をたくましくさせるってところが極めて秀逸。
 なんか政府が個人の生活をそこまで管理してよいのか?みたいなものが紛れ込んでいるのかどうかちょっとわかりにくいというか、今回の話でいえば「イケメンですら結婚相手は一人に限定されるからある意味平等」と言わせているんで、逆に管理社会に迎合的な国民性への批判とかあるかもしれずで、そのへんは様子見といったところ。
 いやまぁデンデン太鼓の振り方がうまいので退屈しないし、クライマックス的シーンを小刻みにもってきてこれは漲るってところなんだが、それがどこまで持つかの問題なのか、そのへんはもうベースとして揺るぎなくて以降も話がうまく転がっていくのかとても楽しみ。ヒキで恋と愛と嘘という言及があったが、タイトルからして「愛」はテーマから除外されているのは明らかなので、しっとりと湿っぽい話というよりは、若さに任せて突き抜けるって感じなのかな。