兄に付ける薬はない!-快把我哥帯走- 第6話

 アニメ化されるぐらいだからそれなりに支持はされてるんだろうけど、中国人がどのようなスタンスでこの作品を見てるのかちょっと知りたい。
 兄が食べ放題の条件であるカップルをどのようにクリアするか、そして食べ放題の顛末なのだが、どうにも食べ残しをしてしまうという流れが受け付けない。実は中国では日本と違って食べ物を残すのに「もったいない」という意識を持たない*1というのは知っているのだが、このような作品だと若者は常に腹ペコであるというお約束だろうし、ましてや今までに彼らが食い意地が張っているという描写が何度かなされているので、「え、なんで食べ残しをするの?」という疑問しか沸かない。中国ならばそれは、あ、いつもの習慣が出てしまったのねということにもなるが、とはいえ、食べ残しはペナルティというレストランを出すからには、そこを利用する客はそのルールをわかった上で食事をしているはずだろうし、そういう世の中の流れなんだよということだろうとも思う。ましてや主人公の兄妹は裕福ではないわけだからなぁ。本当に残すのが習慣で、まだまだその習慣が健在とでもいうのなら、彼ら以外にも食べ残しをしてペナルティをうけてしまったという例を普通出すだろうからなぁ。
 うーん、というわけでなんとも微妙な感じ。

*1:他人の家に食事のお呼ばれに行って、そこで出された食事を食べ残さないと、むしろ「食い足りない」というメッセーヂになってしまう。