若いうちは何が大切なのか見極めが難しくてしんどいよね。
速さが大事ってのは自分も感じてた。仕事は絵関係ではないんだけど、そのへんはわりとね。そもそも若いうちは納得のいく出来になることが少ないので、たくさん仕事をして少しずつクォリティを上げるってのは割と業種を問わずアリのような気がしてる。ネットで美術関係のエントリーを見たことがあって、同じ時間を与えて、片方は納得のいくよう十分に一つの作品を仕上げるように、もう片方は仕上げは問わないからたくさんの作品を仕上げるようにという対照実験をやったら、たくさんの作品を仕上げるほうが、結果的に最終作品のクォリティがよくなるってのがあって、その中で言われていたことは、たくさんの作品を仕上げていくうちに、自分の改善点やコツをつかみやすく、試行錯誤がたくさんできるほど技術がアップするって話だった。
自分の場合は気持ちの赴くまゝに仕事に没頭してたくさん処理していて、あとからそういうことかと追認に近い状態で把握したけど、元々仕事が遅い人はなかなかそういうことに早めに気付くことはないんでしんどいだろうなとは思う。でもまぁ人によっては一つ一つの動作が遅くても、寄り道作業が少なくて全体でみると無駄がなくて仕事が速いって人もいるから、一般化は難しいかもね。観察時間が短くてもそこから得られる情報量が多くて、単位時間に受け取るものが多い人もいるから、たくさんのものを雑に観察するより効率の良いってこともあるだろうし。
いやまぁ勤務実態としてはどう考えてもブラック企業で精神的にも肉体的にも疲れてしまった若手が思い悩むって描写としては順当で、そのへんありがちな光景だなぁと思いながら視聴してた。