あの場に居合わせてやりとりを直で見たいと思うのは危険なんだろうな。
個人的にはこういう大時代的なポエム活劇は好きなのでどんどんやってくれって感じだな。いわゆる観劇をしている感覚。そのへんスタッフはわかってやってるんだろうけど、それをそれなりのクォリティの作画でやってくれるから堪らん。
しかし、各キャラの主張を聞いていると、やれ正しさとは何かだとか、軍服の姫君側にしてもその意向をほとんど無視して、各人やりたいことを勝手に各人が理屈付けしてやりたい放題やってるの、爽快感が半端ない。個人的にはスパロボ的世界観は、その作品の主軸が作品ごとにズレているのにいゝとこ取りしているところが好みに合わないんだけど、この作品の場合、複数の作品が同一作家(スタッフ)にによるでっち上げのものなので、そのへん違和感がないのが面白い。人気作品を人気足らしめているオリジナルの部分について視聴者に前知識を要求しないから楽なんだろうな。メタ構造を主軸としているわけなんだが、そのメタ構造を徹底的にしゃぶり尽くしている感強し。こゝまでやられると清々しい。特に今回は各キャラの作品世界を視聴者に紹介するようになっていて、他の作品と並行して百花繚乱といった雰囲気。かといって本筋そっちのけでもないのでちょっとこれはやられたといった感じ。
