だからというわけでもないが、ナナシスノベライズを入手。

 コンプティークに連載してたのを前に見かけてちょっと奮発してみた。せっかくだからおまけのつくアニメイトで通販だったが、特典のアナザージャケットは別デザインのカヴァーだと思ったらなんとイラストカードでしかなかった。

 無色透明の包装に包まれた本体。見えているのがイラストカード。

 裏表紙。

 包装を剥いだところ。

 同じく裏表紙。

 中身はおしゃれなデザイン。フォントが大きくて老眼の自分にはちょっとありがたい。おそらくイラストは連載時のものと大きさは変わらないのではなかろうか。

 ちょっと驚いたのが無色透明の包装が、そのまゝカヴァーになること。サイズがキッチリなので差し込むのが一苦労。

 差し込む側と反対の側は、帯の部分を通すようになっている。これもまた左右の幅が小さいので、表紙部分を通すのがしんどい。折れそう。

 帯の部分を通して余った部分は折り返して粘着部分で止めるようになっている。基本再利用はできないだろう。

 やはり破れた。素材が裂けやすいのでこうなるのは予想はついたが、かといって素材を厚くするのも考え物なんだろう。
 カヴァーにはちょっと感心させられた。これだと表紙のイラストをカヴァー越しに見ることができる。普通書店でカヴァーを求めると大抵紙なので、透けて見えることはない。しかし、自分もこの本をかなりイラスト目当てゞ買ったのでこういうのもなんだが、カヴァーはむしろ紙のほうが嬉しい。表紙イラストをみるといっても四六時中ってわけでもないし、外出して読むのなら増してや表紙は隠したいもの。また光に当たると大抵のインクは劣化するのでむしろ表紙イラストは隠してくれたほうがよい。見たいと思ったらそのときにカヴァーを外して見ればよいのだ。
 しかし、自分が小学生ぐらいのときの角川といったら、松本清張などを擁する、文学よりの硬派ってイメーヂが強かったのだが、角川春樹がしゃしゃり出てきてミーハーになった感じ。春樹の経営手法は割と快く思わないものもいるようなのだが、自分的にはどっちともいえないといったところ。今のあり方が正しいのかどうかもよくわかんないが、少なくとも文芸寄りのまゝ進んでいたら衰退の一途ではあったゞろうし、経営的にどう冒険したよかったのかは誰にもわかんないんじゃないかな。


 今は別の小説を読んでいる最中なので、これはその後に。いちおう発売日が明日なので、フラゲした嬉しさにちょっと浮かれてみました。