THE ROLLING GIRLS 第8話

 あ〜、ハイハイ、見当違いかもしれないけどやりたいことはきっと。
 旅を生業とし、旅先で知り合った人たちの困ったことを助力したいのだが、本人にたいした能力は無く、当事者達の心に働きかけて背中を押すことによってトラブルシューティングを果たす、って形式はなるほど、男はつらいよですか。おそらくこの作品も人気が出て続編っていうことになったら、こういう形だったらダラダラ続けられる。主人公が女4人で恋愛要素は抜いているけど、雰囲気からしてそんな風に見えた。まぁそれなら作品に通底しているハズの大きな物語用のメッセージがなかなか見当たらないのにも納得だわ。まぁこの作品を作り上げるために参考にしている昭和期の作品はもっと他にもあるだろうからこれだけっていうつもりも無いけど。探ればいろんなシーンの元ネタとかあるんだろうけど、自分は過去の映像作品に詳しくはないし、さすがにそれはめんどいのでやらないが、わかっていればおもしろいんだろうね。
 あとはイマ流行のステージ舞台がメインのアイドルものや、けいおん人気からの継続であるステージ作品に対するスタッフの一つの完成形が今回の話だったりするんだろうね。地域興しがメインでなくネタとして借りただけだし、和楽器とのフュージョンは別に使い古されたものであって珍しくもなんとも無いが、勢いもあってさすがに見ごたえがあった。まぁストーリーに人間性の深みとかはあんまり無くて、萌えアニメによくある「ちょっといゝエピソード」を少しばかり研鑽している程度だけど、男はつらいよ自体がそういう感じだったし、そういう基本構造を保ちつゝはっちゃけるのが目的だったら、今回は大成功といってよいのではなかろうか。