魔法少女大戦 第13話

 なぜ悪役を助けるのか。
 うーん、面白くなってきたんだろうか?。地元の顔役が自分のカネ儲けのために職人を抱きこもうとしている際に、加賀獅子が変化してマガツヒになり、それを魔法少女が退治して…という流れ。いちおう善玉ポジの職人の危機にマガツヒが現れて顔役を駆逐しようとしてたのだから、それを考えると加賀獅子マガツヒは善玉なんじゃねぇのと思わなくもないんだが、EDテロップを見ると、マガツヒと議員の声に同じ声優をあてゝいるという。
 ヘンな話、顔役のいうことにも一理あり、伝統工芸品が単に飾られるだけで、一般人が必要として手に入れる(購入する)ものにならないものであれば、そういうお高くとまったものを果たして文化と呼んでよいものかという問題にも突き当たる。漆器なども今では割高になってしまっているが、それが日常使いされていた頃もあるのであり、たとえそれに蒔絵などが施されて一般人にはおいそれと手に入らないものだったとしても美術館や博物館に収蔵されて本来持たされている機能から分離されてしまうとそういうのはどうなんかなと思わなくもない。雉川がどっちの職人なのかはわかんないんだけど、使用される前提でのものを作っているのであれば、それが実際に使用するものとの貨幣の交換によって一定の流通が確保されるのであればまぁいゝんじゃね?とも思うが、その仲介としてあの顔役が一肌脱ぐとでもいうのならそれはそれでアリなんじゃないかとも思う。とはいえ、そのへんの前提条件は明かされてないからなんとも判断がつかないという。
 いや、ホント、マガツヒが何を具現化したものかわからんとね。