新世界より 第10話

 うーん、管理社会バンザイなのか。
 瞬は、自分の呪力をコントロールできなくなったので、社会からも抹殺されようとするし、自分もその業の深さに納得しているという描写。呪力は意識下と無意識下の両方で発現するらしいのだが、無意識下で発現するものは如何ともしがたいという設定。まぁそうなると持ってる力が強大であればあるほど手に負えないというのはわかるんだけど、よくわからんのはそんなに呪力をコントロールできてる人間って多いのか?というところ。成長する毎にそれなりに間引いているというのは示していたから、集団としてコントロールはできているということなのだろう。呪力は現代でいうところの科学技術を代替するものという風に見えるが、そういうのも含めて権力だの強制力だのといったものゝメタファーだと考えると、それを不正に使用した子供が間引かれてたから、例えば現政権の安倍やその取り巻きのようなものは普通に極初期の段階からあの社会では存在できないということになるのだが、果たしてそうなんかな?と思わなくもない。
 瞬のもつ呪力のせいで本当に両親も死に追いやられるだけでなく集落全員も葬り去ったゝめに、瞬自身を封印もしくは〆なきゃならないということなんだったら、別に社会の閉鎖性云々というより悲劇というしかないんだけど、そういう物語なんだろうか?。やれ監視されていたゞの、猫に注意すべきだの、残される早季たちが気をつけなければならないことは?だの、前に言われていたことについては今回触れられず、ヘンな話早季たちが監視されることは正しいってそういう結論なのかね?。