幸腹グラフィティ 第7話

 さんま一色。
 やっぱ第1話から一ヶ月ごとに時間進行しているっぽい。次は運動会といってるし。いつも食うだけのきりんがさんまを焼くことを契機に料理ができるようになるという展開。皿を半端なく割るのはご愛嬌として、初めて料理に挑戦するときの高揚感がうまく表現できているような気がする。
 まぁ意識して自分自身を観察しているが、やはり料理の描き方より人物の口元に注目してしまうな。いっそのこと料理はトレスで構わないんじゃないかと思っているが、いちおう自分の目には素で料理を描いているようには見える。実写との組み合わせは浮いてしまうのでNGだが、じゃぁトレスだとその違和感はなくなるのか?といわれると微妙かも。モーションキャプチャあたりはむしろ賞賛されるべき技術と見なされる場合が多いが、この作品だとそういうテイストは似合わないだろうし、食べる描写にモーションキャプチャまで動員する必要は無いだろうし。
 まぁなんのかんのいって、実験的というか習作的作品というよりは、季節感を味わって「あるある」と喜んでいれば吉なんだろうけど。