のんのんびより 第12話

 こまちゃん、メシマズなのか…。
 米を炊くのを失敗するが、握り飯を握るのはうまいって、よくわかんね。炊飯器だと失敗するのが難しいぐらいだから、むしろ握り飯を上手く握れるってのは料理がうまいってことなんかね?。
 ほたるんが引っ越してきて一年描写して終わりということらしい。のんびり田舎暮らしというか、いわゆる終わりなき日常系ではあるんだけど、もうホントそれ以外に何があるのか、田舎のネガティヴなところは描かず(というか、不便さをネタにしている)に、まぁこの作品の通りいゝことばっかではないんだろうけど、確かに何にも無いことを魅力的に描くことには成功しているとは思う。人々の欲望を駆動力にいろんなサーヴィスが満載の都会(というよりトウキョウ)との対比は確かにその通りで、しかし、田舎だって住む人の欲望はあるはずなんだけど、そういうのが華麗にスルーされているのが作品の持ち味。確かにこのような生活には憧れるが、じゃぁ就職はどーなの?とか、いや確かにそういうナマナマしい話はそぐわないんだけど、そのへんちょっと田舎礼賛だけだとちょっと物足りないというか。
 あんまり分析じみたことをしてみても、的外れだろうし、野暮でもあるんだが、何も無くてそれで地方は寂れていったはずなのに、じゃぁ都市部は生活に必要なもので構成されているのか?と言われると、結局のところ余分なモノ・サーヴィスばっかじゃんという見直しになるわけであって、そこから昔からあったことが本当に捨て去るべきものなのか?という、こうぐるっと一回りしてまたスタート地点に戻ってきた感があって、それはそれで面白い。田舎の生活をことさら魅力的に描くというのとはちょっと違って、大袈裟ではないけど愛すべきものとして描かれていたのが自分的には肩肘張らずに視聴できてよかったというか。
 まぁうまく一年に収めているし、残念だけどキレイにまとまって〆たなと思っていたんだけど、この最終回を視聴した直後、ネットで検索してみると第2期製作決定らしい。しかも7月からということで、いやまぁ是非視聴し続けるつもりではあるんだが、いちおうこの第1期としておもろ+の評価はつけておくかということで。というか、お兄ちゃん卒業するんだろうか?。