かんなぎ 第10話「カラオケ戦士 マイク貴子」

 メインキャラ声優オンステージの巻。
 アヴァンはらき☆すたのEDのパクリオマージュ。で、仁が間違って入った別のボックスにはらき☆すたキャラが。まぁいろいろネタに尽きない回ではあった。関西弁声優だと思っていた貴子@早水リサの萌え声は耳福ではありましたよ。
 細かい描写でラブコメなのも仕様だが、しかし今回もオタ向けサーヴィス回のような作り。リア充なら場を盛り上げてやたら賑やかなのに、オタクが揃いに揃っているのでみんな静かに聞いている。台詞や表情に集中させるためもあるんだろうが、どうなんだろうな?。
 なんか、初回あたりで感じた節度が最近感じられない。正直神式とかつけたしで、深い意味は無いんだろうが、それにしてもメインストーリーラインはかなり製作者の趣味の方向に走っているような気が。穏やかな日常を描けてはいるんだけど、これじゃぁ視聴者を数拾えないだろう。つまらなくはないけど、人目をはばかるような後味の悪さを感じる。
 でも、初めっから一般層を切り捨てるってのは商売として正しいのかもしれないな。どうせチェックするのはオタクだけだろうし。固定客を捨てて、確率が格段に低い新規客獲得よりははるかに手堅いのだとは思う。日本人スタッフをたくさん利用して、不況下の日本では感心するのではあるけど、正直金銭的パフォーマンスはかなり悪いと思う。悪くなければスタッフをこきつかっているってことだし、複雑だよな。