棺姫のチャイカ 第12話

 チャイカ死す。
 といってもなぁ。要塞は二つとも激突して墜落、皇帝の遺体の回収も終わって2期に続くと。白チャイカゞ操られていても、それで白チャイカの目的は変わることはないし、トールの意志も変わらずと。っつーか、2期放送決定とか言ってるが、初めっから分割2クールの予定だったのでは?。
 トールと同じように要塞で迎撃に行っていた軍人共も平和な時代になって出番がなくなったのを不遇と思っていたらしく、いきいきとしていたのがなんとも。そういや最初チャイカに奢ってもらって食事をしていたトールの居た酒場では、別に他のキャラクターが不満そうにしていたわけでもないんだよな。ついトールを居場所がない若者という見方をしてしまって、彼にも存分に力を発揮できる機会をと、現在の日本の若者の不遇さと重ねて考えてしまうんだが、戦乱の世でないというのは本来望ましいことであって、なんつーか、トールと今の日本の若者とをそのまゝ重ねるのはおかしいのかも。現代日本の停滞ぶりは、むしろ宇宙開発競争で輝いていたのに官僚主義に陥って滅亡していったソ連と、高度経済成長を成し遂げるほど発展したのに、既得権益層が国富を私物化していったおかげで停滞している日本とを重ねるべきなのかも。そういった意味で、トールが生きがいを獲得していく過程を素直に喜んでよいものかどうか、そういうのを片隅において視聴しなければならないというか。