のうりん 第3話

 ビキニアーマーだとかハイレグアーマーだとか、蒸し暑い温室内の作業のことを考えてのことか。
 原作既読なので、アイドル時代の林檎を救ったのは実は誰だったのか?を知っているだけに、今回の対立はまぁニヤニヤしながら見るしかないのだが、いやまぁそういう精神的なつながり自体もこの作品ではおいてけぼりになってしまうので、情緒もへったくれもないワナ。
 原作でもこういう流れではあったのだが、しかしテイストを思い出すと、このアニメ化もその原作のドギツさがやわらげられていゝ感じに仕上がっている。フェチズム的というよりは健康的なお色気寄りになっていて、見ているこっちが恥ずかしいと感じる要素が抑えられていてちょっと感心。つきぬけが足りないと思ってしまいそうなのだが、自分は別にエログロが見たいわけではないので、このぐらい余裕を持った描写のほうが安心できるというか。
 今回に関しては割と農業紹介寄りになっていて、ちょっと拍子抜け。林檎の先入観のなさは説得性があるのかないのかよくわからんが、逆にそういう設定にしたほうが展開的にはスムースになるということに素直に感心したというか。農業エピソードにしては、部外者にちょっとした意外性を持たせながらも、かといってドヤ顔風味でもなく、ネタが自然に流れるというのもGOODだった。