進撃の巨人 第5話

 巨人が何のメタファーなのかわかんなくなってきたね。
 食うに困らず、驕り高ぶった人間の殲滅であるならば、巨人はある意味自浄作用ってことになりはしないか?。人間以外の動物に危害を加えないということだし。でもまぁ神は自分の似姿に人間を作ったという聖書ではないが、巨人の姿が人間であるならば、やはり人間の醜い部分が人間そのものにしっぺ返しをしているという構造ではあるんだろう。まぁ巨人が特権階級であるだのといった既存の階層にするのはあからさま過ぎるからカモフラージュってことも考えられるけど。
 しかし、あれだな、エレンが左足を損傷し、腕も千切れ飛んでいる描写があったけど、これ以降エレンが退場するってことはないだろうし、義足義手で戦うとかそんなんだろうか?。巨人に知性がないとか言ってたが、戦いぶりからするとそんなことはなさそうだし、以後どのような展開になるのか不明な部分が多いな。あと訓練生が死に過ぎ。先遣部隊が全滅したことから、新米が喰われるのは何の不思議も無いんだけど、いや3年間の訓練だの、既存の戦い方に何の意味があるんだろうかと。日本企業がグローバリズムの数の暴力に、今までどおりのやり方を続けて、若者のアイデアの芽を摘み、管理職のちっぽけな経験によるの使い物にならないやり方を部下に押し付け続けて日本の失われた30年が到来していることを考えると、いやもう現代日本とのいろんな繋がりが見えて納得というかなんというか。
 よく考えてみると、ワイヤーアクションって、巨人にとっては行動の予測がしやすいギミックでしかなさそうだな。巨人は瞬発力はありそうなんだけど、基本動きがのろいので、機動性がアドヴァンテーヂになるのかと思いきやですよ。