緋色の欠片 第二章 第1話

 自分にとっては総集編、でもフツーに今までのおさらいなんだろうね。
 というわけで、総集編とロゴスが鬼斬丸をあきらめてなかったというお話。清乃が出てこないかと思ったらEDの後に登場。
 しかし、一度見たのに結構自分から感動が失われてないのにビックリ。お気に入りの作品だってことは自覚しているんだけど、思ったより琴線に触れているっぽい。守護五家が玉依姫を守る運命って繰り返していたけど、本当は現実の何気ない縁ってのもそうなんだろうなと思ってみたり。でも結局のところ人間ってのは自分と他人との間に上下関係を作ってしまい、他人を使役しようとするどうしようもない存在なのがいっぱいいるんだろうね。自分は決して下になりたくないからズるをして上に立ち、そうなってしまったら立場を逆転されないようひたすら上下関係を相手に認識させ続けるために抑圧するってのが多すぎる。それで今の日本がギスギスしてるんだろうなとも思わされてしまうね。鬼斬丸ってのはそういったときの人間の欲望なり権力なりを現しているんだろうと思わされてしまうね。まぁこの作品がそこまで一般化を試みているとも考えにくいんだけどね。
 珠紀が投稿しようと飛び出したときに後ろで待ってた守護五家の面々の登場シーン、あの間が素晴らしかった。あれだけでこっちは涙ぐんじゃうんだよ。でも最后の拓磨のはやりすぎ。頼れって具体的になにするんだろってところ。想定しているのが何か抱え込んでる女の子なんだろうけど、その抱え込んでるものって大抵人間関係のいざこざだったりするんだろ?。それを男がしゃしゃり出てなんとかできるもんなんだろうか?と考えて、その後の展開を想像してちょっとげんなりした次第。