ソードアート・オンライン 第13話

 ヌシを散らしちゃったら喰えないじゃん。
 まぁヌシが美味いとも限らないんだけど。というわけでつかの間の平穏の終了と強ボスとの対戦開始の巻。ゲーム内世界で永遠に暮らしていくことができず、ゲームを終わらせるしかないと覚悟を決めるところがミソだわな。面白いのは、フツーだったら現実社会だと田舎に籠もって平穏に暮らすって選択肢が昔はあったのに、今の日本だとガチ今回のように逃げ場が無いこと。
 職を失ってしまえば転落人生まっしぐらってのがあながち大袈裟でもないからね。夫婦の繋がりもいゝんだけど、選択肢の無い現代日本ってメッセージのほうが強かったように思う。そのために個人としてどう防衛していくべきか?という姿の一つがアスナとキリトの関係なんだろうね。どんなにスキルを持っていても特権階級でなければ安い賃金でこき使われ、夫婦共稼ぎでもしなければ人間としての安定した生活が難しくなっている日本。もう夫が妻がと相手に無いものねだりをするような時代でもなくなっているんだよね。
 次回、次号予告のサブタイをみてもアインクラッド編最終回のようで、しかしまだ100層に到達するようにも見えないんだけど、これってどうなんだろ?。最終ボスに到達しなくてもゲームクリアできるってことなのか、それとも100層までの描写を省略するのか、ちょっと判断しづらい。でもまぁ強ボス戦闘で犠牲が出る→乗り越えるのパターンを繰り返されても…ってのはあるんだけどね。