LAST EXILE 第2話

 うーん、やっぱストレスフルだわ。依頼はキッチリこなすって触れ込みなのにもたもたして依頼筒は渡し損ねるわ、娘の通信を読むのにもさっさとしないしで、コイツらなんなの?と思いながら見てた。しかしBパートで娘の文章を読むのに兵士の疲れきった更新を描くとかを見てみると、やはり見せたいシーンってのがキッチリ描かれている。やっぱこの作品のキモは描写のディテールなんだよね。
 マドセインが娘の通信文を聞いてから撤退方針を決めてたのもなんか謎。以降の指示がいかにも兵士の命を尊ぶ司令官って感じなのに、無駄死にを見過ごす時間が長すぎ。もちろん、これも撤退の命令を下すところからの描写を引き立てるための「溜め」ってことはわかるんだけど、どうにも無能な司令官に見えてしょうがない。うーん、こゝらへん銀ファムの戦闘描写のほうがまだマシのように思えるな。
 この作品だとシルヴァーナ、銀ファムだとシルヴィウスと、同じ名前の女性名詞・男性名詞になっているのが面白い。男艦長だと船は女性で、女艦長だと船は男性という組み合わせなんだね。まぁそこらへん男ばかりの乗組員のフネには女は乗せない…なぜなら海の神が女*1で嫉妬して海が荒れたら困るから…みたいなノリを感じて楽しくなっちゃうね。

*1:ギリシャ神話の海の神ポセイドンはそういや男だっけか