痛フェリーに乗ってみた。

 前の旅行で偶然見かけて気になっていたのだが、どうしても南海フェリーに乗ってみたいという情熱が断ちがたく、経県値稼ぎも兼ねて和歌山に行ってきた。一度も足を踏み入れたことのない和歌山にどういう口実をつけて行くか?に迷っていたんだけど、自分の素直な気持ちに従うと、和歌山なんてどうでもよく、とにかく痛フェリーに乗りたいんだということに気付いたのだ。
 まぁツーリング用に自転車のパーツ組替えもしたことだし、南海フェリーでは自転車無料キャンペーンをやっているということもあって、期間が終了する前に、祭りを体験しておこうというのがある。結局のところ、和歌山は和歌山市有田市の往復、片道30kmほどの近距離をゆっくり、あと和歌山と徳島の痛フェリーでの往復がメインディッシュとなった。

 和歌山側のフェリーターミナル。ちなみに南海電鉄の駅と連結しているらしい。

 ターミナル1階切符売り場の中央に立つキャラクター。

 身一つで乗船する客は自動券売機で購入するようになっている。

 レンタサイクルもある。

 小さい自転車も用意されている。

 フェリー全景。右側にある建物は乗船客用連絡橋。ターミナルと乗り場は一般道を挟んで結構距離があり、連絡橋を歩いて乗船する事になる。ちなみに自家用車などを利用する客はターミナル前の駐車場に止めて切符を購入し、画像手前の駐車場に移動して船に積載することになる。

 あ、いちおう切符売り場。

 和歌山側からは後ろから載せるっぽい。さっそくキャラのお出迎え。

 船内部では壁にもたせかゝる形で固定。船体と当たるところはウェスをかませてくれる。

 船内インフォメーション兼販売所の前のところに立っているキャラ。

 自転車キャンペーンのポスター。

 キャラグッズ製作中らしい。もし販売していたら記念に買っていたかも。

 客用船室と避難用集合場所の境にあるキャラ絵。

 さらにその1階上の避難待機場所のキャラ絵。こゝは人っ子一人居ないのでかなり物悲しい。

 客室の様子。靴脱ぎのレイアウトが悪いのかそれとも面積自体が狭いのか、今一狭い感じがする。大人一人500円払ってグリーン席にもいけるが、座席らしいので横になるより楽かどうかはよくわかんないな。

 さて、こゝからは徳島側。ちなみに徳島はあまり見所がないと踏んで自転車で徘徊せず。

 フェリー全景。往復ともフェリーは「つるぎ」に乗船。もう一隻は「かつらぎ」というらしい。両方乗ってみたかったねぇ。

 和歌山側では見難かった船腹に描かれたキャラ絵。上の画像でもいちおう小さくは写っているが。

 徳島のフェリーターミナル切符売り場。

 こちらでも身一つで乗る場合は自動券売機で購入。

 自転車キャンペーンのポスター。

 自家用車だけでなく、自転車も実はターミナル内部の切符売り場では乗船券を購入してはいけない。フェリーターミナルの左側からドライヴスルー方式で購入するのだ。


 こゝから入って購入。

 駐車場のゲートにもキャラのイラストが活用されている。

 ターミナル1階の切符売り場から2階の待合室に行く階段の途中にキャラが立っている。


 幟まで用意されている。これは和歌山では見なかったんだけど連絡橋にでもあったのかな。

 待合室のゲート付近にも。
 というわけで、基本キャラクターを用意して展示しているけど、業務自体は何の変哲も無い感じだった。南海フェリーは高速1000円のとき航走料金1000円にしていた時期があって、なんか経営が苦しそうではあるんだが、徳島住民が大阪ではなく和歌山に、和歌山住民が四国に行きたいときにはフツーに便利そうな手段だと思うんだが、そもそもそういう用事自体が無いんだろうな。自分は公共交通機関としては横になって楽に過ごせるフェリーが結構好きなんだけど、時間を考えると時代遅れなんだろうか。まぁこうやって利用してみると、オタ向けに大々的にキャンペーンを張ってみたというよりは、それほどカネをかけずにちょっと毛色の違ったことをしてみました…って感じで肩の力が抜けたところが丁度よさそうに思った。
 で、色々調べてみたのだが、萌えマーケティングは割と最近のことらしい。もともとは和歌山在住のイラストレーターもえぎ若菜を起用、が、大笆知子に絵師が変更という流れらしい。等身大パネルにポスター、幟ぐらいならそうカネもかゝってないだろうと思ったのだが、前には下敷きや缶バッジを配ったり、ポストカードやステッカー、そしてうちわなんかも作って配布していたっぽい。まぁそれでも年間100万もはかけてないんじゃなかろうか。当たれば儲けモノってぐらいで、このぐらいの力の入れ方にはほのぼのとさせられる。