バカとテストと召喚獣 6.5 (ファミ通文庫)読了。

 上記4冊は昨日までに読んでいたんだけど、今しがた6.5を読了。4話分入っていて、木下双子が入れ替わる話、海に遊びに良く話2編、雄二と翔子の過去話のアニメでもやってたヤツだ。最后の話は原作のほうが良かった。アニメ版ではわかりにくかった、翔子がなんで3人組に襲われていた時に助けを呼ばなかったのかゞ丁寧に説明されていた。まぁ原作では説明過多のような気がしないでもないが。あと、原作のほうが翔子がなぜ雄二を想いつづけるのかゞなんとなくわかるような気がしたな。
 しかしなんだな、250頁ぐらいなのだが、1時間とは言わないまでも2時間はかゝらないので、なんかもったいない気分だな。中身がスカスカってわけじゃなく、むしろ軽妙に読み進めるための構成になっていると思うんだが、これがちょっとしたおカタい本だと2日にわたってしまうことが多いので、時間効率の面からするとなんか複雑な気持ちになってしまうので困る。先週だかに自転車のルブリカント類を入れるコンテナを買いに行った時に本屋に立ち寄ったのだが、新書棚、文庫棚、ラノベ棚が同量配置されていてビックリ。密度はたぶん新書文庫のほうが大きいと思うんだけど、いや、実際読んでみると新書文庫は確かに濃い感じはするが、読了後頭に残っている事項ってのは案外少なくて、意外だったりする。逆に新書文庫だと表現が難解で分かりにくかったりすると字面だけ目で追って頭に何も残らないことも多い。ラノベだと意図的に難解な表現は避けるので、知らないうちに読み飛ばすってことが少ないんだけど、じゃぁわかりやすいから頭に残るか?って言われるとそうでもないってのが面白いな。結局いくら表現が難解でもこちらの目を開かせてくれるような概念だったらそれだけでオッケーだったりもするし、いやでも難解だったら理解する前にスルーしちゃうってこともあって、結局自分の気分や読解力にも左右されることが(自分の場合は)多くて困る。
 いや、脱線ついでに言わせてもらうが、目と鼻の先に書店がありはするのだが、売り場面積のデカい本屋のラノベコーナーは結構異様だ。出版社でまとめてあると似通った装丁、しかも白色を基調としたものが多い…の本が並ぶと独特の雰囲気が醸し出されるんだよね。通路の片側がいわゆる男の子向け、反対側が女の子向けになってゝ、対比ができておもしろかった。男の子向けのには結構ロリものって無いのな。で、女の子向けのにもショタものは無い。アニメだと女の子キャラが主人公だったりするのが多かったりするんだが、その原作となるラノベは思ったほどそうでもなかったりするみたいだ。反面女の子向けのは、男×男とか、男×女であっても女は大抵男より年下であって、男に保護されるような構造の表紙絵が目立つ。なんか女のほうが単純だなとか思いつゝも、あまり新しいジャンルの開拓をしてもビジネスチャンスにはならず、きっとこの画一化は淘汰の結果なんだろうなと思うと感慨が深い。
 第7巻は届くまでに時間がかゝるので、しばらくバカテスはお休み。アニメ最終回を楽しみにすることに…。