バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)読了。

 これは1時間ほど前に読み終わった。そうアニメ第2期の強化合宿のお話。自分の感想を横目にしながら読めばよかったんだろうケド、結局小説だけを堪能した。アニメでの軽妙さが文字でどのように表現されているのかを比較したかったんだが、そういうのを意識することなく読み終わってしまった。もちろんアニメでは小説から改変されているところがあり、特にアニメで補完されているんだろうなと思われる部分があって、それが逆にテンポの良さを生み出しているようだ。まぁ原作とアニメ版、一長一短あって甲乙つけがたいところはあるんだが、結構アニメを評価したい気持ちはある。一巻まるまる覗きがテーマなんで、読み終わると、「オレ、なにやってんだろ」的な寂寥感があり、同じバカ騒ぎであるならばアニメのほうがトコトン祭りっぽい。思わず笑いがこみ上げるとかといった感じで自分の身体が自然に反応するのはアニメのほうだ。もちろん小説のほうがキャラの心情描写とかのバランスが取れていて、バランスが取れているのだが、アニメの五感に訴える演出が与える効果はさすがに強烈と言わざるを得ない。クラシック音楽の世界でも、単純に音楽の演奏だけであるものと、演劇とのミックスであるオペラでは、オペラのほうが総合芸術として評価が高く、指揮者などもオペラを経験していないと格が低く見られる世界なのだが、なんとなくその意味が今更わかったような気がする。
 いちおうこれで原作は一段落。実は3.5と4と5をさっき注文したので、数日後には手にすることができるはず。それ以降はまだ様子見だなぁ〜。