つむぎ担当回はないらしい。
ED絵ではどうもユリがイメージ*1らしいが、ゲームでも攻略不可だったりするんだろうか？。やたら悟ったような風なのだが、一馬もちょっかいを出そうとしても上手くあしらわれるとか？。いや、一馬も結構気を遣うからそんなことはないとおもうんだがな。しかしアレだな、今回は初への注進がすべてを持っていった感じだったな。
やはり伊吹脱落回だった。OPでの伊吹泣きシーンは、一馬に振られたあとの帰路のことだったか…。いやね、もうキャラが何を考えているのかゞわかるので、どう動くのか？がとても気になってしまう。うまい手法だよ。伊吹は｢初がどうやら一馬に気があるらしい｣というのがわかっているので、初に確認もし、煮え切らない初の様子からまだ一馬ゲットの目があると踏んでいた様子。抜け駆けに近いのだが、ギリギリ筋を通している模様。どうも一馬が追い出されて橋に来るのは見越してなかったようだが、チャンスはちゃんと生かしていたようだ。
一馬は円佳のときには、話題に初のことを登場させていたし、遊園地には二人でなくみんな一緒にと発言したことから円佳が眼中にないってことがわかったんだけど、伊吹はそういうのが無かったな。まぁ一馬は初にホの字だというのは確定でいゝと思うんだけど、伊吹と楽しそうに過ごしていたときに一馬はどう思っていたのか気になるな。いや、公園に引き返したときまで伊吹の想いに気がついてなかったような風だけど。でも、あの公園に引き返してくるような人間だからこそ伊吹が一馬に惚れるってのはよく出来てるな。
うーん、どうも一馬がどうして伊吹は受け入れず初は受け入れるのかってのがね…どうも理屈だって説明されているんだけど、初にも瑕疵を与えていたからなぁ。それも今回消えちゃったけど。いやはや、これ単純なおとこのこ向けテキストだったら、一馬の成長モノにしなきゃならないんだよね。男として欠けた部分があって、それが満ちたから、そのご褒美としてヨメが与えられるという。が、これはむしろ逆転していて、一馬は一貫して完成した人間なんだよな。だからこれは｢人格者の男をゲットするために、女はどうあらねばならないか？｣と、女のありかたを問うものになっている。むしろ女の婿取り物語だ。そう考えると、初めっから完成しているつむぎが婿取り競争から除外されているのはなるほどで、婿取り自体に興味が無いこよりやかさねも当初からレースには加わっていない模様。大学に行くという目的があるのでアニメ内では競争から陽菜が外れていたようだが、こよりや陽菜も担当回があって面白かったな。で、やっぱり円佳と伊吹と初の三つ巴戦だったようだ。しかしそうなると厳しいな。男だったら最初がしょぼくても努力次第で挽回可能だが、女だと初期条件でほとんどすべてが決まっているって構造のように見える。それも｢性格｣の部分でだ。
まぁ現実の人間だとまたこのようなフィクションとは違ってくるとは思うんだが、なんか女の性格って（というより、男もそうだと思うんだが）なかなか変われるもんでもないわなという気はする。円佳についていえば、たった一度とはいえ、面識の面で言えば圧倒的に有利だったはず。で、おそらく一馬が円佳の想い人であるってのも早い段階でわかってたはず。ハイキングに誘う段階で彼女はかなりの成長を遂げてはいるのだが、なにぶん遅かったな。でも、周りに囃したてられて応援されなきゃ遊園地でのデートもなかったわけで、それがなければハイキング直前での成長も無かったんだよな。
伊吹もなんだかなぁで。彼女自体が男全体に対する態度があぁだったわけで、一馬に気を遣ってもらってキュンとなるのが遅かったというか、見立てが遅いというか。一馬はどうもいゝ男らしいと気付いて、彼女も態度を少しは変えるわけなんだが、やっぱ思い切りは全然足りないワナ。というか、もうキュンとなった時点でどうも一馬は初を意識していたわけで、やはり時間的に遅かったというか。が、どうなんだろ？。仮に伊吹が｢どうやら初とは、一馬に関してバッティングしているらしい｣と気付いて彼女が変われたかどうか？。男ゲットのために周囲の目を気にせずがらっと変わるという不自然さはさすがに避けるだろってのはあるんだが、どっちにせよあの性格じゃ変われなかったろってのはかなり説得力があると思うんだが。
というわけで、男による女選択の物語じゃなくって、女による男争奪戦という構造なんだろう。で、女は基本的に成長（さ）せず、むしろどんな女が男に受け入れられるのか？ってところだろう。そう、三匹の子豚だ。が、本作がターゲットをF1層に置いていたとしても、やはり男の視聴者が圧倒的なんだろうなと。というか雑破業がそのような構造にしただけの話であって、やっぱ最初っからおとこのこ向きってところなんだろうけど。
