MTBで走ってみた。

 うーん、かなり微妙だった。リアサスを換えた動機が、ペダリングロスの解消だったんだけど、変化は感じるが思ったほどではない。というか、ロードレーサーにずっと乗っていたので、どうしても乗り味を比較してしまうんだろう。ペダリングと、リアサスの挙動が、うまくタイミングが合って、できるだけロスが少ないようになってくれゝばいゝのだが、そうそううまくもいかない。めちゃくちゃ力を無駄に消費しているように感じた。
 自分のセッティングが悪い気がしないでもないが、ハンドリングも今一だ。不安定なのはやはりロードと比べると、やれトレール量だのゝ関係で、元々なのだとは思うのだが、少しでもハンドルを切るとホイールだかタイヤだかゞよじれるような感覚がある。これはあぶなっかしい。ホイールの剛性が弱いのか、それともフォークの関係かよくわからない。
 やっぱり通勤にフルサスMTBを使うのは効率が悪そう。が、途中急坂があって、登りはMTBの低ギアが役に立つ。ロードだと一番ギア比の低い組み合わせで登ってたりするので、ちょっとは楽ができるのだ。が、その分クランクは精一杯回さないといけないので、その空回り感覚はちょっとなぁ。
 また、凸凹のある下り坂(回避は可能なのだが、下りで通ると距離的にかなり楽ができる)もさすがMTBだと感じた。こゝはサスの勝利だねぇ。ロードだとフレームが歪むかして壊れそうだし、かなりコントロールが利かなくなる。がMTBだと安心して下れる。ロードのブレーキと違って、MTBVブレーキであり、た易くホイールがロックするのが珠に瑕。これは慣れかなぁ。
 というわけで、MTBはしばらく乗ったら飽きるような気がする。漕いだ力ができるだけロスせずに推進力に変わるほうが精神的にも楽そう。カーボンフレームに低ギアを仕込んだロードのほうが自分の通勤にはよさげ。でもMTBの再構成の時にクランクを流用しちゃったんだよな。もちろんすぐ外せるものではあるのだが、今手持ちにSpecialités TAのVegaクランクがあるので、これを44-29の低ギアに組替える予定。で、ギア板を注文中。
 しかし、それともホイールを換えたり、リアショックをFOXのRP23に換えたりするとマシになるのかなぁ。