なんか良く動くな。
枚数抜いているような気がするんだけども、どうかな？。平面的なキャラ原なのに、ダイナミックさが感じられる。が、やっぱ立体的動きではないんだよな。が、もともとが紙芝居的絵作りなのであれば、これは大成功だろう。
そうか、やっぱり魔法少女ってのは延々やり続けなきゃならないのか。もしかすると、歳をとって｢少女｣じゃなくなったときにお役御免となるのかもとか思っていたんだけど、そうそう都合よくも行かないわな。が、さやかだのマミだの、割と気遣いできる女ってのは少女と言っていゝのかな？。まどかゞが言っていたさやかの長所って、少女を形作るものそのものといった感じがしないでもない。で、新キャラの杏子がよくわからん。さやかに偉そうに言っていたが、そもそも彼女が魔法少女になった動機って何なのか悩むな。ソウルジェムにこだわっていたが、別にその収集が目的で魔法少女になったわけでもないんだろ。
さやかは上條に奇跡の事は言わないらしいな。いや、言っても信じてもらえないだろうし、言うだけ無駄のような気がする。で、まぁこれはこういう物語にはまったく典型的な流れだと思うんだが、上條はさやかのことを忘れて…というかないがしろにして、自分の道を進むんだろう。さやかが上條に恋心を抱いていようといまいと、上條は献身的に尽くすさやかを慮る描写はなかったから、彼は自分のことで精一杯というか、他者の配慮に思いをめぐらせるという人物ではないっぽい。
今回の圧巻はさやかのことをよろしく頼もうとするまどかとほむらの場面だな。実際に働いていると、まどかの言っている事は虫のいい｢お願い｣でしかない。ほむらは一貫して誠実であり、まったく反論の余地がない。自分ですら自分が愚か者であるかもしれないという危惧を抱きつゝ、極力人の領分を侵さないよう仕事をしているつもりだが、それでも自分に対する信頼などない愚か者の面倒など見れようもない。べつにほむらはさやかが魔法少女にならないよう気にかける必然性は全くないにも関らず、自分の忠告を聞いて今のところ魔法少女にならないでいるまどかを傷つけまいと責任を負おう*1としているわけで、こゝの下りは気が引き締まる思いがする。その上引きのシーンではさやかを助けようと登場するわけで、いや、こりゃアレだよ、セーラームーンでいうタキシード仮面のポジション？なんだろうな。ま、大人の返答としては｢気にかけとくよ｣という程度にしとけばいゝだけなんだけど、敢えて厳しさを教えるために事実を伝えるほむらは全く強い精神の持ち主として描かれている。ほむらが魔法少女になった経緯がわかんないから本当のところはどうなんかわかんないんだけどなぁ。
まどかの落ち着かない様子を見ていると、彼女は実は主役などではなく、狂言回しのような気がしてきた。かといって主役が誰か？と言われゝば、今のところそれはおらず、群像劇という形になっている。いやー、なんだねぇ、理不尽な職場にいると、こういう言説は別に珍しいことでもなんでもないんだよな。たゞ、この作品世界には欲ボケした管理職がいないってのがうらやましいところだが。が、アレだよ、意図的に騙してくるキャラがいて、油断がならない。騙されるのも本人の自己責任ってか？。これ、マミの死がなかったら、みんな浮かれて魔法少女になってないか？。
