荒川アンダーザブリッジ×ブリッジ 第5話

 地球防衛軍隊長、撃退さる。
 うーん、河川敷の住人って、結構ステータスのある人ばっかいるっぽいな。村長は力のありそうな政治家っぽいし、星は有名ミュージシャンなんだろ。ビリーやジャクリーンでも浦の世界では名が売れているようだし、今回は駆け出しとはいえ名の知れた漫画家。リクだって若手の企業家、一昔前の言い方だとヤングエグゼクティブとやらなわけだろ。何気にすごい人ばっか集まっている様相。
 で、漫画家がいみじくも述べたとおり、河川敷にはなりたい自分になりに来てるってことのようだわな。星もそんなことを言ってたような気がするが、本業で追い込まれてわざわざドロップアウトしにきたような。確かに演出を見ている限り、キャラ達は河川敷では社会的要請をかなぐり捨てて、やりたいことをやり、言いたいことを言っているわな。で、楽しそう…というよりは気兼ねなく存分に生きているって感じ。多分河川敷の外ではやっているはずの感情の抑制ってのがほとんど見られない。いや、かといって他者への思い遣りはあるし、組織を崩壊させるような我儘はない。たゞゝゞ感情の表出が素直なんだよな。
 で、現実に引き戻される漫画家と、やはり河川敷でのあり方が一般には受容されないというオチ。厳しいよね。