ファイト一発!充電ちゃん!! 第3話

 ぷらぐの監視と称した、アレスタの研修の巻。
 まぁ課長のホンネは外見からじゃわかんないわけだが。原因の突き止めのための観察無しに対処療法って、前回でも触れられていたように、かえって事態を悪化させるだけだったりするわけで、でも会社の業務としては数稼いでいるアレスタを叱るわけにもいかず、って読み取れるんだよな。アレスタの性格だと課長だって弱点を指摘する訳にもいかず、表面上はアレスタに同意しつゝも、うまくプラグ(というより、今回は閃登)を見て何かを汲み取らせるってトコなんだろうけど、実はそういう演出上のほのめかしがないわな。
 でもなんつーか、要充電対象者ってあの機械があったら自動で見つけてくれるわけで、要するに対象者が多い場所がわかればオッケーなんじゃね?。魚のいないところでは釣果は上がらんわけで、撒き餌ができないというのはあるにせよ、潮目とかかけ上がりを狙って仕掛けを放り込むのは定番だろ。どちらかというとショッピングを楽しむ商店街っぽいところで糸を垂らすアレスタと、より公用・社用で利用することが多い駅をえらぶ閃登では、人が集まるといった意味ではどちらも同じなんだが、そのへんの勘所を外し、しかも教官に言われたといったことを本当にわかっていたのか?というアレスタにはじめから勝ち目は無かったと思ってしまうんだが。
 アレスタが仕事にプライド…というか自分を優秀と思っているからこそ、その辺で打ち負かした閃登に惹かれるってのも、なんとなくわかるような気がする。閃登だって、勝負に勝ったからといって居丈高になるわけでもなく、思い遣りを示すわけだから尚更だよな。